マルチメディア入門(11)第4グループ
早稲田通り《その6》
旧早稲田通りの行く手を阻む、環八と保谷駅
八成小学校から200mくらいで、旧早稲田通りは環状8号線と交わる。しかし、井荻トンネルの北入路が行く手をさえぎり、そのおかげで旧早稲田通りを直進できない。関東バス[阿50]は、環八にぶつかる手前で左へ迂回して、さらに狭くなる旧早稲田通りへ突入して行く。(【前ページ地図】を参照)
石神井公園の南側から練馬区南大泉までの2〜3kmが、都心方向の一方通行になる。沿道風景は、マンションやアパートよりも一戸建てが多くなり、住宅地の合間に畑が見られるようになる。道が狭いので、キロポストは標柱の代わりに円形の銘板が埋め込まれている。
一方通行から再び対面通行に戻ると、間もなく西武池袋線保谷駅にぶつかる。キロポストをたどりながら道なりに進むと、保谷街道の駅前商店街を横切る【↑写真左上】手前に18.5kmの標示、そしてすぐ前方に駅のホームが現れる。この先に踏切はなく、そばに立っている道路名称の標識を見ても、どうやらここが旧早稲田通りの終点のようである。しかしながら地図には、主要地方道25号線が駅をはさんでさらに先まで続いているように描かれている。少し東の踏切へ迂回して、さっきの道が続くはずの所へ回り込むと、駅の裏の何の変哲もない路地であるが、なんと18.7kmを示す銘板【↓写真左下】が埋め込まれていた。
……こうなっては、さらに先を目指さなくてはならない。閑静な住宅地の合間を縫って走る、センターラインもない30km/h制限の街路が、早稲田通りのなれの果てとは。井草八幡の七五三ではないが、「それでも主要地方道か、お前は!?」と言わずにいられない。
◆18.7km地点(保谷駅北側)から
起点方向を望む【写真右↑】
(【次ページの地図】も参照)