早稲田に通じる道 マルチメディア入門(11)第4グループ
早稲田通り《その5》


旧早稲田通り:下井草駅〜八成小学校界隈

下井草踏切  本天沼2丁目からおよそ1km、前述の関東バス[阿50]で言うとバス停3つ分。西武新宿線・下井草駅に近づくと、旧早稲田通りは商店街の一部になる。道の両側に一段高い歩道があるけれども、ほんの申し訳程度の広さで、歩行者がまともにすれ違えないくらいである。八百屋さんは店の前の歩道だけでは足りないらしく、買い物カゴを車道部分にまで出している【←写真左】。歩行者や自転車だけでなくクルマも、通行量は決して少なくない。路線バスも2系統運行され、8〜10分おきに店先をかすめて行く。乗用車で走ってもおっかないのに、よく路線バスが走れるものである。
13kmポスト(跡)

 また、下井草駅の西側(下り側)に隣接する西武線の踏切もくせものである。上り普通が下井草駅に停まるべく減速しているうちに下り特急が通過し、遮断機が上がるかなと思うと上り急行がさっきの普通をせっつくように減速しながら目の前を通り過ぎ、今度こそと思ったらさっきの特急に抜かれたばかりの下り普通が下井草駅に停まって、発車して行く。そうして踏切待ちをしているうちに、歩行者や自転車がだんだん溜まってきて、踏切直前で待っているバス(あるいは車)の前方にまではみ出してくる。だから遮断機が上がってもアクセルを踏み込めない。バスの運転手さんが、キレませんように。

井草付近地図
 八成(はちなり)小学校前で、新青梅街道と交差する。ここにさしかかる直前に、12.9kmを示す水色の標柱が立っていた。八成小学校交差点を過ぎたあたりに、おそらく13.0kmの標柱が立っているはず、と見当を付ける。ちょうど同じ交差点内に新青梅街道の6.0kmの標柱が立っているのを横目に横断歩道を渡ると、三角柱状の何かが立っていた跡がある。色は、水色。……13.0kmの標柱は破損していたのである。すぐ上にはガードレールがあるから、自動車が突っ込んで標柱だけへし折るというのは考えにくい。あるいは、ガードレールは交換したが、都道の標柱は手付かずになっているのだろうか。


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