早稲田に通じる道 マルチメディア入門(11)第4グループ
早稲田通り《その3》


ザ・分かれ道/本天沼2丁目交差点

新旧早稲田通りの分岐  飯田橋や神楽坂でグズグズしていたと思ったら、早稲田も高田馬場も一足飛びに通り過ぎて、杉並区本天沼まで飛んでしまった。中央線で言えば阿佐ヶ谷まで、210円分のワープである。関東バスの阿佐谷営業所を通り過ぎて西へおよそ700m、旧早稲田通りが右へ分岐する看板が見えてきた。自動車のショールームとコンビニエンスストアが左側にある本天沼2丁目交差点が、新旧早稲田通りの“運命の分かれ道”なのである。

 早稲田通りはここを東西に直進するが、ここから西は都道438号線になる。田安門からずーっと(途中で神楽坂通りを挟みながら)早稲田通りという名称を背負っていた主要地方道25号線はここで北へ曲がり、旧早稲田通りに変わる。道路の名称と番号とで、主従関係がねじれているのである。

関東バス[阿50]系統

 関東バスの[阿50]系統は、阿佐ヶ谷駅〜阿佐谷営業所〜(早稲田通り〜旧早稲田通り)〜豊島橋〜石神井公園駅と、早稲田通りから旧早稲田通りにかけて(=主要地方道25号線に沿って)かなり長く走る路線バスである。ここで早稲田通りから旧早稲田通りへ右折する【写真右→】と道幅が格段に狭くなり、バス同士はおろか軽自動車とのすれ違いもままならなくなる。プロドライバーの腕の見せ所である。

 もう一本、荻窪駅〜下井草駅という路線バスは、本天沼2丁目交差点を西から北へ曲がって旧早稲田通りへ入って行く。不思議なことには、ここで曲がらずに早稲田通りを直進する路線バスがないのである。ひとまず私は早稲田通りを直進して、間近に迫る終点を目指す。


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