マルチメディア入門(11)第4グループ
早稲田通り《その2》
神楽坂の“逆転式一方通行”
田安門から250m、九段高校前交差点。ただでさえ地味に始まった早稲田通りは、ここからセンターラインがなくなり、地下鉄神楽坂駅前までのおよそ5kmが『逆転式一方通行』区間になる。……道路地図には、一方通行を示す青矢印が両方向を指していて、「一方通行なのか対面通行なのかハッキリしろよ」と思いながら早稲田通りを歩いてみるが、青地に白矢印の一方通行標識が立っていない。「今、この道はどちら向きに走るべきなのか?」と悩んで歩いているうちに、わき道にそれてみてようやく明らかになった。
午前0時〜正午:東行き→(田安門方向)
正午〜深夜0時:←西行き(早稲田方向)
意外に坂の上り下りがある富士見界隈を抜けて、飯田橋駅西口へ。中央線と外堀にまたがる牛込橋を渡っているうちに、いつのまにか通りの名前が「神楽坂通り」に変わっていた【写真右→】。外堀通りと交わる神楽坂下交差点の西隣には東京理科大学があり、私が歩いた日はちょうど「理大祭」の最終日であった。神楽坂下交差点から神楽坂上交差点までの間が神楽坂商店街という極めて明快な構造で、休日の午後は歩行者天国になっている。