『東雲珍奇楼』ご愛顧感謝特別企画

さいたま市誕生直前ツアー 〜開催報告〜


【参 加 者】
  • くわやん ……生まれ故郷・埼玉県某町の役場に勤める、郷土愛あふれる地方公務員。高校クイズ研以来のつきあい。午前中の東大宮までで離脱
  • どろっぷ ……今春めでたく社会人に。M大鉄研にいながら、架空の高校の鉄研で部長をやっていたという、微妙な経歴の持ち主。千葉県在住。
  • 神楽橋かなめ ……彩の国コラム第10回を執筆してくれた男。上尾市在住。大学院生。高校3年間東雲と同じクラス。妹がいる。
  • 五男 ……南埼玉郡白岡町在住。早大鉄研の後輩。ゴッドファーザーのテーマ曲のイントロに乗せて「♪犬が西向きゃ尾は東〜」と唄うと、必要以上に喜ぶ。
  • ハナサン ……T工大鉄研OB。勤務の関係で、兵庫県三田市在住。思いもよらぬ遠方からの参加は、2日前に判明。当日は北葛飾郡杉戸町の実家より参戦。
  • マル勝 ……早大鉄研では、五男のさらに後輩にあたる。千葉市在住。「千葉県は島だ」と言い張り、どろっぷ氏と意気投合。
  • だっち ……実家が(旧)与野市、現在は千葉市在住の鉄鋼系システムエンジニア。またの名を“べらさく”。Web Siteあり
       (以上、本名五十音順)
  • 臨海亭東雲 ……史上埼京の落伍家。


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    13:00 新井宿駅〜川口グリーンセンター
     私は独り、東北道の側道である国道122号(地元の人は“ワンツーツー”と呼ぶらしい)をかなりのスピードで南下、川口市立医療センター交差点を左折して、15分足らずで新井宿駅にたどり着いた。参加者一行はまだ着いていないらしい。新井宿駅の上の新しい道路で待ちたいのだが、交通量がさほど多くない割りに路線バスがやたら出入りする。もともと、この近くの鳩ヶ谷車庫や川口市立医療センターを発着する系統は多く、それらがそのまま新井宿駅バス停に出入りするので、一行が到着する15分ほどの間に5台以上のバスが来ているのだが、どのバスも10人乗っていない、いわゆる“離れ”しない状態である。
     バス発着場の片隅で、思いのほか頻繁にやってくるバスに追い出されやしないかとヒヤヒヤするうちに、参加者一行がようやく地上へ出て来た。乗車時間9分、運賃340円。「高〜い!」と誰も言わないのは、私たちの金銭感覚が上方へズレているからではなく、決まりきった当たり前のことで各自重々承知、今さらとやかく言うのもアホらしいからである。
     国道122号を西へ横切り、川口市立医療センターを通り過ぎると、その西に隣接するのは川口グリーンセンター。植物園と森林公園が一緒になったようなところで、ちょうど本日「みどりの日」はグリーンフェスティバルの真っ最中で、車も人出も賑やかである。このグリーンセンター界隈が川口市の神根地区で、武州鉄道が2年弱だけ走っていたところだが、その名残はさっぱり見られない。新井宿駅からの徒歩圏に入っているが、これといった目抜き通りも商店街もないので、地域を挙げての地下鉄祝賀ムードは感じられない。

    13:45 馬車道 大谷口店
     川口グリーンセンターから北上すると、まもなく外環道(東京外郭環状自動車道)国道298号線にぶつかる。関越道・東北道・常磐道・そして首都高3本をつなぐ外環道もさることながら、住宅地を貫く国道298号線は、円筒を縦に4分割したような防音壁に覆われ、本線は小さな交差点をアンダーパスで一気に通過する。右折するところを見逃さないよう、アンダーパスを入ったり出たりしながら、道合西交差点で第二産業道路へ入る。東京靴流通センターとは無関係の埼玉靴流通センターを目撃しながら、再び浦和市へ突入すると、JR武蔵野線をまたいですぐ左手に国際興業バスの転回場がある。行政地名にはないが、バス停名は明花(みょうばな)という風流なおもむき。その明花バス停の目の前に、本日のメインイベントと思っている人も少なくない「馬車道」大谷口店がある。
     当ツアーのもともとの目的のひとつが、「埼玉県内に本社を置く外食産業を食べ歩く」ということなのだが、私が事前に調べた限りでは、焼肉(安楽亭、セナラ、etc)・回転寿司(かっぱ寿司、がってん寿司、etc)・イタリアン(サイゼリヤ、馬車道、るーぱん、etc)・ラーメン(ラーメン館、etc)が大部分を占めてしまっている。食べ歩きの中に焼肉なんか取り入れると、いろいろと大変なことになるのは火を見るより明らかなので、不本意ながらイタリアン2連発となってしまった。
     しかしながら、日曜のお昼を過ぎても混み合う馬車道大谷口店は、……一部の愛好家が、ウェイトレスの矢絣にたすきがけ・袴姿を高く評価しているらしい(どういう評価かよくわからないけど)のだが、それを差し引いてもさっきのお店と比較にならないぐらいクオリティの高い店である。用意のいいだっちが、ホームページクーポンをプリントアウトして持参しており、サイドドリンク5円など、一同その恩恵にあずかる。各自が思い思いにスパゲティやドリア、雑炊を注文したほかに、桃のピッツァ・バナナピッツァも追加。デザートまで平らげて、ご満悦。間違いなく出てきたレシートを後で見返したら、7人で総額8,515円で、一人当たり1,200円強。でもレシートには「8名」と印字してある。道理で、水が1つ余ったわけだ。

    15:00 氷川女体神社
     浦和市大谷口の馬車道から北上して、国道463号で浦和の市街地へ、向かうつもりだったが、助手席で地図を広げるだっちが、新見沼大橋の北側にある“氷川女体神社”に興味を示した。氷川と名の付く神社は、旧武蔵国にあたる埼玉県・東京都に分社・末社として広く分布するが、なぜここだけ“女体”なのか? “にょたい”という言葉の響きに必要以上の関心を抱く参加者もおり、寄り道決定。
     JR武蔵野線の東浦和駅からまっすぐ北に伸びる大牧・大間木・芝原・三室の住宅街は、すぐ東側を見沼代用水西縁に接し、その向こうは“東京30km圏内に残された奇跡の田園”見沼田んぼが広がる。昨秋から路線バスが通るようになった浦和市宮本の住宅街に隣接する見沼氷川公園は、休日の昼下がりでバーベキューに興じる家族連れやレジャー客が多く、私たちのボンゴ フレンディは公園前のあぜ道で、片半身を公園のフェンスに、もう片半身を駐車車両に擦り付けやしないかと手に汗握りながら最徐行し、ようやく氷川女体神社の入口までたどり着いた。

     午前中に参拝した大宮の氷川神社とは対照的に、小高い丘を覆う雑木林の中にひっそりと鎮座するが、社務所には宮司さんの奥さんらしき方が番をしていた。ここは、男神である大宮氷川神社と対を成しており、一応大宮氷川神社と同格ということになっているらしい。丘の上から見渡す見沼田んぼの“見沼”はもともと神社前の沼を意味する“御沼”で、ご当地“三室(みむろ)“御室”であったという。社務所兼売店で、巫女さん人形なる物を買い求める参加者あり、彼は何を期待していたのだろうか。

    15:30 新浦和橋
     見沼氷川公園と氷川女体神社を後にすると、空がどんよりと曇ってきた。当夜から翌4月30日、そして5月1日にかけて雨が降り続く予報が出ているのだが、雨雲は予報よりも速く埼玉へ近づいているらしい。そんな雲行きを気にしながら、国道463号越谷浦和バイパスへ入る。車内の話題が一巡してまったりとしつつある頃合いに、ちょうど日曜の午後3時を過ぎているので、ラジオをつけてTBSラジオ「伊集院光・日曜日の秘密基地」を流す。「2時間クイズ・むずかC」本日の課題は、“2時間以内に2千円札を10枚集めてTBSへ持ってくる”。そういえば2千円札って最近見ないなぁ、などとかえりみるうちに、右手には駒場サッカー場の照明塔が住宅地の向こうから頭を出す。本太(もとぶと)坂下交差点は「X」字状で、本道と新道は交差せず、右から来る新道は右前方へ続いていく。しかし三室・越谷方面からそのまま新道を進む車は少なく、ほとんどがこの本太坂下から狭い本道へ入っていく。そこを我々はあえて新道へ進み、新浦和橋を通過しようというのである。
     前述の新見沼大橋は、国道463号の新道「越谷浦和バイパス」の一部で、見沼田んぼを高架橋で渡る有料道路。そしてこれから通過する新浦和橋は、東北線をまたぐ部分だけの有料道路で、普通車150円。私たちのような、たまにしか通らない道楽者にとっては、県道から昇格したばかりの狭い本道で渋滞に巻き込まれるよりも、150円払って空いている新道を走るほうが快適である。……ハイウェイカードをつかえない料金所で現金払いして、あっという間に有料区間をぬけると、ヤケで拍手喝采を巻き起こす。国道17号につき当たって左折すると浦和市の中心街で、FM埼玉(NACK5)の向かいはNHKさいたま放送局、その隣が5月1日よりさいたま市役所となる浦和市役所である。ここは午前中に見かけた大宮市役所とは異なり、運送業者が忙しげに搬入作業中という風景は見られない。

    15:50 調(つきのみや)神社
     浦和市役所前から埼玉県庁の裏を通過して、別所3丁目で国道から左へ入ると、閑静な住宅街を通り抜けて調神社につき当たる。神社に向かって右へ回り込むと、参拝者用駐車場と書かれた看板が見えるが、その下に「〜午後四時」と書いてあり、すべり込みセーフ。境内の一角へ図体がデカい車を入れると、境内をウロウロしている職員(宮司さん?)が、先に車から降りた参加者へなにやら話し掛けている。何かまずい止め方をしたかなと思ったら、「神社から外へ出ないでくれ」とのこと。浦和駅西口から徒歩7〜8分のほどよい近さなので、買い物客が無料駐車場代わりに長時間駐車するケースがあったのだろう。
     この調神社は、入口にあるはずの鳥居がない。また「つき=月」の名にちなんで、狛犬の代わりにウサギの石像が入口の番にあたっている。境内林は、「槻(つき)」の別名を持つケヤキの大木が立ち並んでいる。高校生までボーイスカウト活動をしていた私にとって、調神社の裏の青少年会館にはボーイスカウト埼玉県連盟があるので、ちょくちょく調公園へは来ていたのだが、まともに参拝することはなかった。思えば、旅先の神社に立ち寄って参拝するようになったのは、大学に入って旅行範囲が広がってからである。
     絵馬チェックもしながら、境内に天神社があることも確認して、午後4時になる前に車に乗り込む。駐車場へ入ってきた道は一方通行で、神社前の道(旧中山道)へ戻れないので、住宅街をさらに奥へ進んでいくと、右手には埼玉県立浦和第一女子高等学校(浦和一女)。参加者が何かしらの関心を示すかと思いきや、ちょうど春の天皇賞が始まったので、野暮な説明はせずに安全運転に集中することとする。助手席の某氏が何やら嘆いているが、実害はなさそうである。
     旧中山道へ出て、浦和駅西口の交差点の信号で停まったところで、どろっぷハナサンが離脱。ちょうど雨がしとしと降り始めたところだったので、ちょいと申し訳ないタイミングであった。ここでついに、参加者は5名。鞄からマイクを引き出してどうするつもりか神楽橋、レンタカーの主借受人なので離脱するわけにはいかない五男とその後輩のマル勝、そして助手席のだっちと運転手兼言い出しっぺの東雲である。

    16:20 彩の国さいたま芸術劇場
     旧中山道を北上して、左側に建つロイヤルパインズホテルの“ロイヤルパインズ”って和訳すると“ミカドマツ(帝松)”ですねぇ、って言いそびれたことを今(執筆中に)思い出しながら、さっき通った新浦和橋の下をくぐり、浦和橋の直前で左に入って国道17号へ。ここで、元・与野市民だっちの提案で埼大通りのケヤキ並木を通るべく、北浦和駅入口で左折して国道463号に入る。どんより曇り空から雨が落ち始め、せっかくの若葉もきれいに映えないケヤキ並木から右折して与野の住宅街に入ると、妙行寺というお寺があるのだが、地元ではお寺の名前よりも“鈴谷の大カヤ”と呼んだ方が、通りがよい。鈴谷○丁目に実家があるだっちが、地元の人間としての優位感と気恥ずかしさとで複雑な心持ちになっているのを横目に、与野市上峰3丁目の彩の国さいたま芸術劇場の目の前に出てくる。芝居を見に来たわけでもないし、ハコモノ批判するつもりもさらさらなく、元・与野市民の地元話に耳を傾けながらJR埼京線の与野本町駅前を横切って、与野市役所前へ出る。すっかり夕方で雨も降っているので、役所に人影は見えない。

    16:40 島忠 本店
     ここまで来ると、ゴールである大宮西口は非常に近くなってくる。あとはさいたま新都心を軽く一回りしておしまいなのだが、解散するにはまだ早すぎる。ちょうど、都内で買い物も用事も済ませて15時頃、もう1ヶ所出かけるには時間がないし、さりとてこんな時間に下り列車へ乗り込む気にもなれない、……そんな感じ。当ツアーで予定していたポイントはほぼ全て消化されたので、あとはどこか立ち寄り残しがないかどうかと頭をひねるのだが、だっちが「地下鉄は鳩ヶ谷市の手前(新井宿)で降りたから、鳩ヶ谷市へ行ってみたい」と言い出すのが関の山。今から鳩ヶ谷へ行くのはけっこう遠いから、とやんわりお断りするとして、当初予定しながら馬車道で満腹になった為に割愛された「とんでん白幡店」の代わりになるかどうか、家具と生活雑貨の「島忠ホームセンター」本店へ向かう。国道17号新大宮バイパスを北上、道端に立っている緑色の「Shimachu」の看板を目あてにして、日曜夕方の空きが少ない駐車場へ入る。
     大宮から電車に乗って帰る時のために、ビニール傘を買っておこうと思っていたが、品揃えがいい島忠において、500円でお釣りが来るビニール傘を置いていなかったのは意外。レジのそばを通りかかったら、店内放送の「本日のお買い得品」の案内を店長らしき男性が生でしゃべっていた点と、2階より上には家具売場などがあるので、売場の天井が低い点のほかは、地元にもあるホームセンターとあまり変わらない。まぁ、本店とはいえ、ホームセンターは本店(基幹店)とその他の店の差別化が難しいのだろうが。ここで私・東雲はアルカリ乾電池とロッテ「Toppo」を購入。

    17:30 さいたま新都心
     藤の名所として地元では有名は“青葉園”のそば、大宮市三橋5丁目の島忠本店を後にして、進路を東に取る。新大宮バイパスを渡って間もなく、旧国道16号(県道大宮春日部線)に合流すると、車の数が格段に増えた。西武バスの大宮車庫を過ぎると、自転車よりも遅い渋滞にはまってしまった。片側1車線ずつのこの道は大宮の中心市街を東西に貫いているため、市街地を北に迂回する西大宮バイパスが開通した後も依然として交通量は多く、特に大宮駅の北側をまたぐ大栄橋に交通が集中するので、慢性的な渋滞ポイントとなっている。前述の、国道17号・桜木町交差点も、17号本道とこの旧16号が交わっているのである。
     徐行と停車を繰り返すこと約20分間、桜木町交差点での右折車渋滞で直進車がつかえてしまうという事態を体感しながら、私たちもようやく右折。17号沿いにカーディーラーが軒を連ねる北与野界隈で左に入れば、そこがさいたま新都心である。ちょうど今夕、アイドルグループのコンサートが開かれるらしいさいたまスーパーアリーナの外周をたどり、氷川神社一の鳥居とアリーナを結ぶ歩道橋“氷川ほこすぎ橋”をくぐり、東北・高崎線の線路に沿う“ふじ通り”を北から南端まで走ってみる。ふつう藤棚といえば頭上で水平にわたしてあるのだが、この“ふじ通り”と線路との間のフェンスは、藤棚を90度倒して“藤壁”とでもいうべき形になっており、そこへ藤のつるをからませているのだが、樹齢が浅いのか花をつけている木はほとんどなく、来年以降に期待しよう。
     合同庁舎のビルは日曜夕方に入ることはできず、“けやきひろば”1階のレストラン街で、今さら食べ歩きの続きをやるつもりもない。そんなわけで、新都心の外周道路を1周したところで新都心地下道に入り、東口のカタクラパーク側へ出る。これで、朝の集合時点からちょうど一周したことになる。

    18:00 JR東日本 大宮工場(車窓)
     ここで解散とはせず旧中山道を北上し、買い物客でごった返す大宮駅東口へ。デパートや中高層ビルが建ち並ぶ西口とは対照的に、土地区画整理が進まず、南銀座や一番街、一の宮通りなどの商店街が幅を利かせる。高島屋や中央デパート、Loft大宮店などの間をゆっくり通り過ぎながら、大栄橋東詰もそのまま直進。さらに進めばピザハウスるーぱん東大成店があります、などとけだるい冗句を口にしながら、大宮警察前を横切って再び高崎線の西側へ移る。左側にはJR東日本大宮工場の建物が延々と連なるのだが、この工場敷地の中か隣接するところに鉄道博物館を誘致しようとする市民運動も起こっている。そんな土地はどこにあるのかと気にしながら工場の建物を眺めるが、本当は高崎線かニューシャトル(上り線)からの方がよく見えるのである。工場正門脇に静態保存されているSLを横目で見ながら、今日何回目かの国道17号本道に入り南下、大宮日赤病院前でUターンしてガソリンスタンドに入ると、ラジオからナイター中継が流れ始めていた。ガソリンではなく軽油を間違いなく補給して、500mも走らぬうちにマツダレンタリース大宮西口店へ帰着。市街地のまん真ん中のビルの1階に間借りし、駐車スペースはきっかり1台分だけ。主たる駐車場は離れたところにあるのだろうが、ちょうどこの夕方から帰省する為に借り出し手続き中の車が停まっていたので、やむを得ず隣のオフィスビルの玄関先へ鼻先を差し入れて、ハザードランプを点滅させて到着とみなす。やがて係員が出てきて帰着チェックと精算を済ませ、追加課金もなく終了。

    解散:ソニックシティ前
     「皆さん、ツアーというものは、家に帰ってからが本当のツアー」などと訳のわからんことを口走りながら、大宮駅西口正面のARCHE(アルシェ)前で無事解散。その後、各参加者はなぜか、ARCHE1階の「Sofmap ギガストア大宮店」へ一人残らず入っていったのであった。……イヤなオチだな、おい。

    ( 完 ) 



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