第1回 リアル桃鉄(東雲杯)
TOPページ(ゲーム進行/持ち物)
└ルール(カード/すすみ方/得点計算/貧乏神)
└通常カードリスト/貧乏神カードリスト/行き先リスト
└パイロット版レポート/第1回レポート(前編/後編)
第1回 リアル桃鉄(東雲杯)レポート ≪後編≫
(前編へ戻る)
【第3ピリオド】
12:58 木下に次の電車が来る13:07まで待たされるかと思ったが、ようやく次の目的地を知らせるメールが。
チーム熊よりメールがあり、目的地は横須賀だそうです。
横須賀目指して頑張ってください。
チーム熊さん、そういったメールはMLで流していただけると助かります。
目的地決定の任を担ったチーム熊が、メールをMLに流したつもりがGMあてに送信したらしい。
それにしても、朝10時に根岸が終わったのに、また神奈川ですか! それも、さらに遠い横須賀ですか!
……GMどろっぷ氏も、こっそり実況していた日記の中で「いったい何人鈴井さんがいるんだ(苦笑)。 」と呆れる始末。ちなみに一人目は言うまでもなく、リハで御嶽を、本番で木下を引き当てた私です。
旦那にやらせると、カードもサイコロもろくなのを出さないから、サイコロはわたしが振る、とかみさんが言う。弁解の余地なし、すべての実績が証明している。さっそく、サイコロをかみさんに任せてみる。
あははー、本当にそのとおりだった。新松戸へ出ると常磐線各駅停車が駅数をくうので、来た道を戻ってみる。ちょうど 13:06 東京行が来たので、乗り込む。
13:31 新浦安で下車。かみさんが引いたカードは「ブラックカード」。ホームの自販機でブラックの缶コーヒーを飲みながら、各駅停車の東京行を1本見送る。ひどいカードじゃなくてよかった。飲み終えて、かみさんがサイコロを振る。
すごーい、なかなか順調である。 13:41 快速に乗って4駅で東京へ、そこから東海道線か横須賀線で新橋へ行こう。
13:57 東京駅の京葉地下ホームに到着。私は東京駅から東海道線に乗ろうと考えていたのだが、かみさんは「横須賀線も地下ホームだから、横須賀線がいいんじゃないの」と言う。水平移動距離は東海道線も横須賀線もそんなに変わらないはずだが、まぁ一理あるかなと思い、京葉線の地下改札を出て丸の内側の通路を早歩きで進む。……かみさんは、京葉線のりばと横須賀・総武快速線のりばが、地下で隣り合っていると思っていたらしく、自分で提案したことを痛く後悔しながら、息も絶え絶えに横須賀線のりばへ向かっていた。移動距離が変わらない以上、動く歩道がないこちらの方が、より凶暴な通路である。とにかく、かみさんの頑張りのおかげで 14:09 発の横須賀線に乗れた。このまま乗っていれば、横須賀まで行けるんだけどなぁー……
14:12 新橋で下車。トランプを引いて良いカードがでたら、あわよくば同じ電車に再び乗り込んで先を急ごうと思ったが、引いたカードは「一蓮托生カード」。もう1枚カードを引いて、全チーム同じ内容を実行してもらうのだが……
「甲子園カード」
あー、貧乏神カードリストにしか載っていないイベント発生。貧乏神をしょってない他のチームも、泣きながら駅前の砂をかき集めて、大事そうに持ち帰ってもらいましょう。
まずはわれわれが率先垂範。地下の汐留口から地上へ出れば、目の前にコンクリート製のプランターの植え込みが。昨日の雨のせいで土がかたくしまっているけど、指先で一つまみかきとって、さっきまでメロンパンが入っていたポリ袋に入れて口を結ぶ。世間の目? なにそれ。
烏森口を入って東海道線のりばに上がり、またかみさんがサイコロを振る。
14:26 東海道線熱海行に乗車。さっきも東海道線に乗って横浜で降りていたような気がする。
新橋に着く直前に届いていたMLのメール(14:07)を読み返してみる。
GMは ひまを もてあましている!
ということで、皆さんの現在地の状況です。
最新のGMに報告のあった現在地は
チーム水 成田
チーム熊 三河島
チーム緑 柏
チーム藤 新浦安
です。
他チームを攻撃する際の参考にしてくださいね!
第3ピリオド開始から1時間、チーム熊の三河島は、東京駅まで4駅という点でわがチーム藤の新浦安と同じ位置に付けており、怖い存在である。チーム水が明らかに遠回りな成田経由を選択してしまったのは、強制移動のせいか、それとも成田エクスプレスで一気に横浜を狙うもくろみか。これまた違った意味で怖い存在である。
14:48 新橋から3駅、横浜で下車。普通熱海行はここ横浜で数分停車して特急の追い越しを待つので、うまくすればカード内容をあっという間にこなして、同じ列車に乗り込んで先を急ぐこともできるのだが……
「一蓮托生カード」
また「一蓮托生カード」ですか!
じゃあ、みんなで実行するカードをもう一枚引いて下さい……
「甲子園カード」
また「甲子園カード」ですか! しかもみんなを巻き添えにして! どんだけ引きが強いんですか!!
またもや「一蓮托生カード」と「甲子園カード」を引いたことをMLに送信して、じゃあ土か砂を探しにいきましょうか。…と階段を下りはじめたところで、チーム緑からML配信……
チーム緑です。宴カード引きました。すんません…
なんと今日2回目の「宴カード」発動! 全チーム、ほろ酔い加減で駅前の砂をかき集める異常事態!
わがチーム藤はまず「甲子園カード」の実行のために、改札口を出る。……横浜駅ってのは駅前広場とかロータリーとかいうイメージがないからなぁ、どこまで行けば花壇とか植え込みがあるんだろう…と思いながら人ごみをかき分けで歩いていくと、地下街はすっかりクリスマスの装い。赤い葉っぱのポインセチアに、地下街の吹き抜けにそびえ立つクリスマスツリー……の足元に吸い寄せられていくかみさん。そりゃあ、木が植わっているから、足元に土があってもおかしくないでしょうけど、横浜駅の地下街ですよここは……
女ってのは、一度腹を決めたら、やり通すんだなぁ。こわいなぁ…、とちょっぴり思った日曜の昼下がり。
すぐに東海道線ホームへ戻って、サイコロを振る。 ……相変わらず、かみさんのサイコロ運がいい。 14:58 快速アクティーに1駅だけ乗車、保土ヶ谷・東戸塚を通過して戸塚へ。
15:08 戸塚で、同じホームの向かい側に来る横須賀線へ乗り継いで5駅進む。久里浜行に乗って座り、30分足らずの乗車時間を惜しんで居眠りする。途中の逗子で4両切り離しの合間に、ホームの自動販売機でオロナミンCを2本購入。2回目の宴カードはノンアルコールで実行。
15:35 東逗子(あと2駅)のホームに降り立ち、すぐにカードを引けば「うっかりカード」。乗れたはずの列車を1本見送るというカードで、今乗ってきた列車を「乗れたはずの列車」に数えるかどうかを夫婦間で協議してみたが、間もなく届いたGMからのメールで、本来のカードの意義どおり次に来る列車を見送ることで話がまとまった。
皆さんの現在地の状況です。
最新のGMに報告のあった現在地は
チーム水 成田空港
チーム熊 日暮里
チーム緑 神田
チーム藤 逗子
です。
他チームを攻撃する際の参考にしてくださいね!
どうしたチーム熊、さっきから1時間半も経過して三河島から日暮里か!? 何か仕事を思い出して、西日暮里の会社へ立ち寄ったのか? それ以上にどうしたチーム水、成田空港まで行くなんて、「エアポートカード」でも引いたのか? ……でもエアポートカードを引いたのなら羽田空港へ飛ぶ方が有利なはずで、どうやら本当に成田エクスプレスに乗るに違いない。仮に成田空港14:45発の〔成田エクスプレス28号〕に乗ったとしたら、横浜到着は16:18。あっという間に詰め寄られる。もちろんチーム緑も、神田から6を出せば戸塚まで届くので、侮れない存在である。逆に他のチームが、われわれが横須賀まであと3駅の逗子にいることをどう受け止めているのだろうか。
ってなことをあれこれ考えていたら、またメールが。
東京駅にいるチーム熊がパンデミックカードを引きました!
チーム熊及び東京駅に直結している路線を移動中のチームは今ピリオド終了まで
マスクを着用してください。
というか、全チームの予感がします(笑)。
チーム熊がようやく荒川区内の冬眠から出てきたか、というよりも、よくぞ東京駅で「パンデミックカード」を引き当てたもんだ。もちろんわがチーム藤も、駅前にあるコンビニでマスクを購入、二人で着用。……ピンクのハチマキに白いマスクで、いよいよ怪しい風貌になってきた。
15:42 発の横須賀行を見送って、サイコロを振る。2で直接、6でも久里浜折り返しで上がれる。確率は3分の1だが……
あーあ。
15:51 久里浜行に乗り込む。横須賀線は三浦半島の西側の逗子市から、東側の横須賀市へ向かい、トンネルが多くなってきた。
15:55 もう1駅乗っていたかったが、前後をトンネルにはさまれた田浦で下車。ここで牛歩カード(1駅だけ進む)なんぞ引き当てれば神がかっているのだが……
「みそ汁カード」
なんだこりゃ。自分で作ったカードに我ながら呆れる。
駅の出口は、改札を出て右へ行けば港、左へ行けば国道16号線と住宅地。駅前になくとも国道沿いに何かあれば…と山側へ出てみたが、駅前ロータリーではヒマそうに客待ちしているタクシーが数台。ロータリーに面した店…など何もない。駅前から山に向かえば、目の前を国道16号線の内回り一方通行が横切る。交差点に面してパン屋さんのような店があるが、シャッターが下りている。国道も前後をトンネルに挟まれており、国道沿いにコンビニが立っているかどうか見通せない。山の向こうに日が落ちて薄暗く、肌寒くなってきた。人通りがない中で店を構えている理髪店に、マスクを外して(でもハチマキはつけたままで)道を尋ねれば、トンネルを抜けて300mぐらい行った先にコンビニがあるという。「でも駅前にパン屋さんがありますよね?」と付け加えられたが、開いてないものは仕方ない。
どっちに京急田浦駅があるのか知らないが、トンネル一つくぐったら、田浦郵便局のまわりにお店が増えてきた。しかしコンビニとかスーパーとかいう風情の店はない。居酒屋もあったが、日曜の16時では営業していない。300mと言われたが、ゆうにバス停2つ分歩かされて、関東自動車工業の正門前にあるファミリーマートまでやってきた。カップみそ汁を一つだけ買ってお箸は一膳もらってレジ袋は断り、ポットのお湯をもらって、コンビニの軒先で一杯のしじみ汁を、ピンクのハチマキをしめた二人が分け合う。これを珍客と言わずして何を珍客と言うか。
来た道をまた戻る。すっかり日がかげった、国道16号線の歩道。一度たどった道なら、どれだけ歩けば戻れるか知っているから、いくらか気が楽かとも思ったが、そうでもなかった。2車線めいっぱいの田浦隧道という狭いトンネルを歩くときは、特に心細かった。横須賀方向の一方通行(横浜方向は山側の新田浦隧道を通る)で、歩道・車道・車道という並び。歩道から遠いほうの車道は、トンネルの壁というか天井が迫っているので高さ制限がある。後から出来たであろう新田浦隧道は、もうちょっと広めに造ってあるのだろうか。
16:35 どうにかこうにかみそ汁のミッションを遂行して、田浦駅前の交差点まで戻ってきたら、なんと角のパン屋のシャッターが開いているではないか!! しかも、入り口のガラス戸から透かして見える一番手前の棚には、カップスープらしき逆円錐台の数々がこれ見よがしに陳列されている。日曜の夕方4時は客が少ないからと一時的に店を閉めていたのだろうか、逆に言えば日曜の夕方4時に来る客は客でないと切り捨てられているのだろうか。二度と来てやるものか! と脳内でわめき散らして、そういえばパンデミック中なんだっけなと思い出してマスクを装着し、田浦駅に入っていく。
さあ、今度こそ隣の横須賀駅にゴールできるか。1なら直接、あるいは5で久里浜折り返し。出目がしょぼいと(かみさんの中で)定評がある僕が1を出せばよいのだが……
16:39 久里浜行に乗り込む。さっきから降りたくて降りたくてしょうがない横須賀駅を、じっと座席に座ったまま素通りすると、列車は右にカーブを切って、長い長い横須賀トンネルに入っていく。横須賀に届く位置から2回しかサイコロを振っていないが、自分たちのゲームが停滞して長いトンネルに入っているような気がしてきた。残り時間がまだ1時間以上あるのに、外はかなり暗い。……次にリアル桃鉄をやるとしたら、もうちょっと昼間が長い時季に開催しよう、そうでないとラストスパートをかける気力が減退してしまう。
16:51 久里浜着(あと2駅)。すぐに折り返し列車に乗れそうなカードが出ればよいのだが、そんなカードなかなかないのよね……「参詣カード」。駅のそばある神社か寺院へお参りする指示なのだが、久里浜は京急が乗り入れていることもあって駅前が程よくにぎわっており、駅頭の地図を見る限りどの寺社も徒歩8〜10分くらいかかりそうな分布である。とりあえず駅を出て右へ、京急久里浜駅の裏を通りぬけて、久里浜駅の先にあるJRの踏切を渡って、八幡神社へ。境内は暗くて、携帯電話のカメラで撮影しようにも、暗くて写らないしピントが合わないし…。
残り1時間ということで、GMから現在地問い合わせのメールが来たので、わがチーム藤はカードイベントの報告を兼ねて「久里浜で参詣中」と返信。チーム水はもうすぐ戸塚に着いてカードを引く模様。チーム熊は……荻窪!? ぶっとびカードでも引いちゃったのだろうか。そしてチーム緑はなんと逗子(あと3駅)! うわー、こっちがぐずぐずしている間に横須賀を取られちゃうんだろうか……
…と思いながら参拝を済ませ、久里浜駅へ戻り始めたところへ、17:17 ML配信。
チーム水が目的地変更カードを引き、GMが抽選の結果目的地が目黒駅になりました。
全チームはカードの指示による行動等を全てキャンセルの上、新たにサイコロを振るようにしてください。
ああ、あららら、そんな……
あと40分で、二度はダメでも三度目の正直で何とかなると思ったんだけどなぁ…。あと40分で久里浜から都内へ行くなんて、京急の快特に乗っても無理だ…。もう一度誰かが目的地変更カードを引いて……も、「残り時間2時間を切ったら、行き先リストは都区内の13駅のみを有効とする」という決まりがあるから、どっちみち手が届かないわけで。がっくしと肩を落として、言葉少なにJR駅へ歩くピンクのハチマキの二人連れであった。
17:29 千葉行に乗り込む。残り30分、ゲームは続行している。サイコロの目の駅数だけ乗って下車した後のことを考えれば、列車本数が多いところで降りたほうがいい。となれば、5を出して逗子か、6で鎌倉まで進みたい。
ようやくいい目が出てきたような気がする。道中、ブラックコーヒー以外に飲食系のカードに恵まれなかったので、こちとら空きっ腹を抱えている。昨日買っておいたメロンパンが、バッグの底で変形しかかっているのを取り出して、そっと食べる。さっきまで居た田浦も東逗子も、夕闇にまぎれて街並みがよく見えない。
17:49 逗子に到着。当駅で4両増結するため5分ばかり停まるのだが、どんなカードを引くのか分からないので、一旦ホームに降り立つ。……「あがり?カード」 今頃になって、サイコロを振って偶数の目なら目的地に直行できるカードを引き当てた。あと10分で目的地までたどり着けるかどうかは別として、2分の1の確率を試してみる……
うわー、神様からゴールのお許しが出たよー! 終了5分前だけど(嘲笑)。乗ってきた列車に再び乗り込み、GMへ報告のメールを出す。あとは、18:00のタイムアップ時点でできるだけ目的地に近いところにいれば、減点が少なくて済む。次の鎌倉が17:59発だから、18:00の現在地報告は「もうすぐ北鎌倉」でいいかな、と思っていたところへ、フライング気味にML配信…
チーム熊が目的地の目黒駅に1番乗りしました〜。
全チームは、(移動中の場合は次の駅で下車し)現在地をMLにて報告してください。
うひゃあ〜〜、最後の最後にやられたー…。みんな横須賀線に乗っている最中に一組だけ荻窪あたりをうろうろしていたチーム熊が、目黒へ目的地変更されたことで大逆転勝利を勝ち取ったのである。「次の駅で下車して」とメールにあったが、現状でも神田で19:00から始まる打ち上げに間に合うかどうかあやしいので、申し訳ないが千葉行に乗り続けたまま「現在地は鎌倉」と報告させていただく。…1駅損した。
18:00 各チームが現在地報告を寄せている間に、タイムアップとなった。わがチーム藤はこのまま東京駅までは行けるのだが、東京駅で地下ホームから山手線へ乗り換えるのが面倒だし、東海道線の方が5分早く着くので、戸塚で乗り換えることに。……しかし、こんなときに限って千葉行と同着同発のはずの東海道線が6分遅れ。ツイてないときはとことんツイてないもんである。
第3ピリオド(横須賀⇒目黒)結果
チーム藤 | 鎌倉→目黒 | −780pt |
チーム水 | 五反田→目黒 | −130pt |
チーム緑 | 横浜→目黒 | −380pt |
チーム熊 | 木下→目黒 | +1110pt |
【結果発表】
19:20 千葉県内某所でゲームを仕切っていたGMどろっぷ氏がようやく神田の打ち上げ会場に到着、乾杯もそこそこに表彰式が始まった。(前日までに私が会場を押さえなきゃいけなかったのですが、タイムアップ直前にお願いしてしまいました。不手際でした、どろっぷさんごめんなさい。)
総合結果
| 第1ピリオド 根岸 | 第2ピリオド 木下 | 第3ピリオド 目黒 | 総得点 |
第1位=チーム熊 | −290 | +1110 | +1110 | 1930 |
第2位=チーム水 | −0 | +1450 | −130 ※−830 | 490 |
第3位=チーム緑 | −450 | +1110 | −380 | 280 |
第4位=チーム藤 | +620 | −480 | −780 | −640 |
栄えある第1回優勝に輝いたのは、都内でぐずぐずしてたら目の前に目的地が飛んできたという幸運に恵まれたチーム熊。やはり3回中2回ゴールしたのは大きい。ちなみにさっき荻窪にいたのは、ぶっとびカードで高円寺に移動したらチーム緑からさよならカードをの攻撃を食らったためらしい。
第2位は、1回しか目的地に到達できなかったけど、他の2回も「数分遅れで着いた」とか「あと1駅」とか肉薄して減点を最小限にとどめたチーム水。案の定、成田空港から〔成田エクスプレス〕に乗ったそうで、表中の※印は特急料金の半額相当を減点したもの。仮にこの減点がなかったとしても、2回ゴールしたチーム熊にはかなわなかった。
第3位は、木下到達で高得点をとったおかげでマイナスにならずに済んだチーム緑。ぶっとばしカードやあちらのお客様からカードで他チームへの攻撃を仕掛け、ゲームを程よくかき回した“陰の立役者”と言えようか。
そして第4位は、言わずと知れたわがチーム藤。第2ピリオドで横浜から東海道線に乗れなかったのがケチの付け始めで、何より第3ピリオドで東逗子・田浦・久里浜に下車していて、なぜ横須賀へ到達できなかったのか。サイの目やカードのみならず、田浦駅前のパン屋にまで嫌われたことも、不運に拍車をかけた。
GMどろっぷ氏から、各チームの動きをまとめた一覧表が配布された(PDF版=119KB)。ゲーム中は、GMの現在地報告以外に他チームの動きを知るすべがないので、事後とはいえこういう一覧表はとてもありがたい。この一覧表によれば、チーム水は2回の宴カードに見舞われただけでなく、安食でディナーカード、品川でひとり酒カードを引き、9時間のゲーム中に4回も飲むはめになっていた。さすがに最後の1回はオロナミンCで代用したとおっしゃるが、……他の3回はまともに飲んでいたのか!?
第2回をやるとしたら、行き先リストの範囲をもう少し狭めたほうがいいのでは、という意見が複数聞かれた。JR東日本の「ホリデー・パス」を使うと決めた以上、そのエリアをくまなく使いたいというのが鉄道マニアの人情というもの、路線図にプロットしていくうちに我ながら良い加減の散らばり具合になったと自負していたのだが、いざ辺境の地を目指すはめになったら、これはこれで大変。せめて1日のうちに4回か5回ピリオドをこなせれば、もっと楽しいだろう。あるいは、急行系カードの比率を上げて(=ネタ系カードを減らして)、もっとさくさく動けるようにすれば、双六としてのゲーム性と戦略性は高まるはず。……ネタ系カードを減らすのは、元祖にして本家の「リアル桃鉄」のスピリットに反するのだが、鉄道マニアが運営するリアル桃鉄(東雲杯)として、思案のしどころではある。
「リアル桃鉄(東雲杯)」のページへ/このページの一番上へ