とりあえず日誌・バックナンバー

〜2002年12月 (2003年1〜6月) 2003年7月〜



2003年6月23日(月)
 ひいきの引き倒し


 三重県の四日市周辺で近鉄ばかり狙われた列車妨害事件で、容疑者は逮捕当初「なかなか就職できず、むしゃくしゃしていた」と供述していたそうですが、今日あたりのWebニュースによれば、容疑者の口から驚愕の真実が……!


「自分はJRが好きで、近鉄を困らせたかった」
「三重県では近鉄がJRを圧倒しているので、
近鉄の利用客を減らそうと思った」



引き続きまして、私・東雲の率直な感想を、たまにはババーンと、

……と思いましたが、フューズが飛んでしまいそうなので、


キハ11形に轢かれて四ねや、馬〜鹿」


の一言のみにて失礼させていただきます。



No.50



2003年6月22日(日)
 A列車で行こうか


数年前、PlayStation版「A5(A列車で行こう5)」にハマっておりました。

でもPS2版「A列車で行こう2001」には見向きもしませんでした。家にPS2がなかったから。

……そして今、その「A列車で行こう2001」をWindows版として移植、「A列車で行こう THE 21st CENTURY」というのが出ました。
伊藤秀志『御訛り』と一緒にAmazon.co.jpで予約して、昨日届きました。

まだ、開封していません。


某巨大掲示板A列車シリーズのスレッドを見ると、……あんまり評判はよくなさそうです。
トンネルで山を貫けないとか、地下駅を造れないとか、操作が激重だとか。


まぁ、始めてしまえば慣れてしまうでしょうし。

……でも、睡眠時間も事欠いている現状、いつプレイしよう? やっぱ土日かな。
No.49



2003年6月17日(火)
 思い立ったが吉日


 ふつうは「きちじつ」と読みますが、「きちにち」とも読むことを教えてくれたのは、他ならぬ落語でして。

 昨日から今日にかけて、ラジオをはじめとする各メディアでは春風亭柳昇師匠のはなしが幾度となく上がっています。昨日の夕刊紙から今日の朝刊にかけて、新聞記事になっていますから、今朝のテレビでも取り上げられていたのではないかと。

 5月3日に新宿末広亭へ行ったとき、ちょうど夜席の番組が柳昇一門だったのですが、日記にも書いたとおり小柳枝師匠(柳昇一門の総領弟子)の「青菜」までで帰ってしまったので、帰りが遅くなっても主任の桃太郎まで見ればよかった、と悔やんでも後の祭り。


 昨日(16日)夕方のTBSラジオ「荒川強啓デイキャッチ」で、さっそく柳昇師匠を取り上げていました。今春までレギュラーコメンテーターだった山藤章二さんに電話をつないでいたのですが、そのやり取りの中から……。

 強啓「こんなことなら、もっとしっかり見ときゃよかったと思いますねぇ」
 山藤「だからネ、強啓さん。いい落語家は、しっかり見とかなきゃいけないんですよ」

 そりゃそうだ。山藤先生に無条件賛成です。
 鉄道の廃止は数ヶ月前に発表されるから準備ができるけど、落語家は(見る側も)生身の人間なんですから、お互いにいつどうなるか分かりません。録画や録音が普及した現代でも、ライブにはかないません。やっぱり寄席でしょう。


 業務多忙で平日夜はなかなか寄席へ行けませんが、もうすぐウチの課に後輩が入ってくるし、ひととおり仕事を教えたら、ちょいちょい寄席へ通ってみようかと思っております。


No.48



2003年6月15日(日)
 12チャンネルの意地


 ゴールデンタイムの2時間ワイド、普通は19時から(最近では数分前倒ししてますが)始まりますけど、
テレビ東京の「日曜ビッグバラエティ」19:54からスタート。要するに、夜8時頃からの2時間。

 しかも実際に見てみれば、21:00前後にはなるべくCMがかからないようにしている構成。間違っても20:58にCMなんぞ入れてしまっては、他局へ流出するきっかけをみすみす与えてしまうわけですから。

 左側の各局が21:00で番組を変えている(ネット局の都合もあるのでしょうが)中で、静かに抵抗しているテレビ東京に、そこはかとない意地を感じますですねぇ。

 日曜21時台といえば、つんくの気まぐれ大爆発でモーニング娘を生み出してしまった番組「ASAYAN」の牙城だったわけですが、どうしちゃったのでしょうか??
 まぁ、無理に若者へ迎合せよとは言いません(TBSラジオの22〜23時台の例もありますし)が、なんとも、その、内容がねぇ……。


No.47



2003年6月13日(金)
 13日の金曜日(キャー!)


  ……なんかもう、災難ですよ。

先週末は土曜が会社の研修日で丸一日つぶれたとか、
日曜はSKIPシティへ行ったけど15分で帰ってきたとか、
H″でもついにカメラ付き端末が出るからネタ拾い用に使おうかなぁとか、9割がた書き上がっていたんですよ。


  ……なんでそういうときに限って、Netscape は落ちるかなぁ。


 もう夜も遅いし、同じ文章を再現する気力がないです。寝るです。あーあ。
No.46



2003年6月3日(火)
 当たらずとも遠からず


 以前よりご案内のとおり、ウチの課の先輩が一人ぬけたので仕事が5割増、さらに組合活動は春闘やら夏季臨給やらで毎晩打合せ。さらに6月から新年度ということもあって、相変わらずよく働いております。つい先日いただいた給与明細、月の残業時間が“ある一線”を超えました。どんな一線かというと、2002年に厚生労働省が改定した“過労死の認定基準”なのDEATH。……おっと、三途の川にタマちゃんが見える。

 今日も今日とて24時を過ぎて帰宅したら、食卓には大ざるに盛られたソバと、天ぷらが数種類。腹を空かせて帰ってきても、真夜中にガッチリ食事をしては、かえって身体に障るというものです。小腹を満たす程度のソバに、少々の天ぷら、充分じゃないですか。

 天ぷらのすぐ隣に、食卓に無造作に放置された行平鍋、そのなかにはだしつゆ。お椀に適量を移して、小分けされているソバを一玉放り込んで、さっそくズルリ。…なんだか随分甘ったるいつゆだなぁ。まぁ、疲れたときは甘いものが脳みそへの栄養だ、と自分に言い聞かせながらも、ウチの母は風邪でもこじらせたのかと疑いたくなるような甘さ。でも、市販のめんつゆと醤油などでこしらえただしつゆであることは間違いなく、麦茶でもなければアイスコーヒーでもないのです。でも、何かが違う。


 そこへ、2階の寝室から手洗いに下りてきた母が、「それ、ゆうべの揚げだし豆腐のダシだよ」と。そばつゆの鍋は、ガス台に乗っかっていました。


 まぁいいや、揚げだし豆腐のダシでも。合わせてある材料は一緒なんだし。まずくはないし。

 ……でも、ソバを食うには甘かった。私の観察力も甘かった。


No.45



2003年6月1日(日)
 緊急指令!桐生駅へ集合せよ


 M先輩の送別会というものが、ここ数週間で何べんも何べんも催されているようですが、金曜日はうちの課が主催する送別会。会社から近く、得意先へ向かうのによく通っていた湯島界隈で、12畳くらいの座敷を借り切りました。
 みんなの寄せ書き色紙に、私が筆ペンで最後に一言書き込むという大変な役どころを仰せつかってしまい、酔った勢いで「清澄白河」なんて書いちゃおうかと頭をよぎったりもしたのですが、以前にしらふで「大和路快速」と色紙に書いてあきれられた経験を生かして、ちょっとはマシなことを書きましたですよ。
   「人間至る所青山在り」
 ……意味もよく分からぬまま書きました。しかも、後で調べたら「在り」ではなく「有り」ですって。あゝ半可通。

 土曜日は、月末恒例の休日出勤です。日曜日までかかるかなと思いましたが、なんとか22時50分までにあらかた片付けることができました。土曜日はホームライナーが走っていないので、終電の前の籠原行に乗り込み、当然のごとく午前様。その後も例によってネットにつないで色々やっていたので、就寝は28時。平たく言えば未明の4時です。


 ふと、安眠を打ち破る携帯メールの着信音。枕もとの目覚まし時計(今朝は当然OFF)を見れば、7時を回ったばかり。何事かと携帯電話のフリップを開いてみれば、学生時代のバイトのK先輩から。

「さて、急な話で恐縮ですが、本日(6/1)午前10時に
わたらせ渓谷鐵道桐生駅にお越しいただくことはできませんか?」


 なんでも、わたらせ渓谷鐵道が、今年2月に逝去した宮脇俊三氏を偲んで「宮脇先生追悼号」なる列車を走らせるそうで、しかも乗車記念として終点・間藤駅の硬券入場券を200名様にプレゼント。K先輩も、前日にこのことをお父様から聞かされて、前夜のうちに宇都宮のご実家へ乗り込んだんだそうで。
 なぜ“わ鉄”なのかといえば、宮脇氏が昭和52年に国鉄全線完乗を達成したのが、当時の国鉄足尾線・間藤駅なのだそうで。「宮脇先生追悼号」といっても、定期列車の前頭部に特製ヘッドマークをつけただけ、しかもそのヘッドマークは版権云々で直前までもめていたという余談つき。

 8時半に家を出れば、熊谷・太田経由で相老から合流できたようなのですが、寝ボケ頭でそんなことを調べ上げる気力はないし、今起きると睡眠時間3時間。平日よりも少ないので、…現地へ向かう列車の中でいくらでも寝られるのですが、結局睡魔に負けて二度寝。再び目が覚めたのは、その列車が水沼を過ぎた頃でした。
 昨日は大宮工場公開、そして今日は“わ鉄”。大宮工場は以前にも行ったことがあり、その模様は彩の国コラムで書いたこともありますが、なんだかこの週末は鉄道愛好者向けイベントが各地で催されていたようですな。私も、土曜の夜遅くまで仕事をしていなければ、“わ鉄”に乗りに行っていたかも知れませんが。


 …この日記を書いている最中に、K先輩からメールが届きました。
メールのSubject:が「無理いってごめんなさいです」だなんて、こちらこそナシのつぶてで恐縮ですよ。もうちょっと精力的に動き出せればなぁ、“国旅主義”のネタにもなったのになぁ。
 こちらこそ、ごめんなさいです。

No.44



2003年5月24日(土)
 CROSSOVER JAPAN '03


 3月でしたっけ、チケットを取るときのことを日記に書いたイベントですけど、本日行ってまいりました。
 CASIOPEAの向谷氏も曲の合間に言っていましたが、今フュージョン(=融合)”と呼ばれている音楽ジャンルがクロスオーバー(=越境)”と呼ばれていた頃から活躍している面々、あるいは今回を機に再結成したバンドが登場するわけです。20年とか25年とかいうスパンの話ですよ。しかしながら、単なる懐古主義と言うか同窓会的なイベントにはとどまらず、21世紀の今日も現役として演奏するアーティストが、20年前を、そして今を、どう表現してくれるのかという部分が見どころなんだそうです。……値段だけは立派な公式パンフレットにそんなことが書いてあります。

 私のお目当ては、CASIOPEA60%THE SQOARE25%松岡直也10%高中正義5%。7組出るうち、CASIOPEAがトップで登場。しかも開口一番が『ASAYAKE』という、色んな意味で素晴らしい滑り出し、……この1曲目は主催者側からのリクエストだったんだそうですが。その後も『GALACTIC FUNK』『THE SOUNDGRAPHY』と初期の曲を並べて、MC。Bass鳴瀬氏加入後の“中期CASIOPEA”から『THE SKY』『SET SAIL』『THE GATE OPEN』の3曲。そして今夏出る新盤から、向谷氏曰く“最もCASIOPEAらしい”1曲『RARE ONE IN NER YORK』をやったかと思えば、続けて『TAKE ME』という古典(笑)をやって、締めくくりは『FIGHTMAN』という構成でした。なんだかんだ言っても、今日の番組の中ではCASIOPEAが最も好評だったようですな。
 あと、F1でお馴染みの『TRUTH』が大ヒットした当時のメンバーを揃えてきたTHE SQUAREが5組目に登場。ラストの『TRUTH』は、中盤で最高潮の盛り上がりでした。あと個人的には、TBSラジオで数年前にやっていた「土曜ニュースプラザ」のテーマ曲『OMENS OF LOVE』が流れたときもドキドキしてしまいました。

 あとは、よく知りません。

 アレンジがどうのPAがどうのと言えるほど耳が肥えていませんから、率直な感想は2ちゃんねるのジャズ板の当該スレを見ていただくとして、……でも音の出方はお世辞にも良かったとは言えません。ヘビメタじゃあるまいし、ビリビリドスドスいわせればいいってもんじゃないでしょ。おかげで、2時間かけて家に帰って食事をして風呂に入っても、キンキンという耳鳴りが頭の中を巡って収まりません。


 あと、「会場=よみうりランド オープンシアターEAST」というのは、会場そのものは悪くない(さほど良くもない)ですけど、遠いですよ、やっぱり。行きは新宿から小田急線で読売ランド前駅下車、バスに乗ろうとしたのですが、バス停は長蛇の列。川崎の山奥ですから道路は狭いし、渋滞でバスもなかなか来ない。バスカードも持ってきましたけど、待つのが嫌なので、歩きましたよ。多摩自然歩道とやらを。当然のごとく未舗装の山道を、30分ほぼ登りっぱなし。時間に追われて自然歩道をサッサカと歩く羽目になるとは思いませんでした。
 帰りは、…7組出て持ち時間が各組45分、機材の入れ替えに15分かけましたので、開演13:30で終演は20:15だったのですが、京王よみうりランド駅へ向かうロープウェイも、小田急の駅への臨時バスも、やはり長蛇の列だもんですから、またまた歩きました。ジャイアンツ球場の前を抜けて、頭上のゴンドラが急降下すると思ったら、正面には多摩の街並みの夜景が広がります。観覧車もコンサート終演に合わせて特別延長営業と言っていましたが、見向きもせずに京王よみうりランド駅へ。ゴンドラは少しずつしか人を運べないので、改札口やホームはまだ混雑しておらず、帰りの京王線は座って(居眠りしながら)帰れました。



 それにしても、小田急線の3000系って、本当に京浜東北線とそっくり。な!

 開発コストを抑えるために、製作の仕様は共通化しているとはいえ、あそこまで似てしまうと、笑えてしまいます。


No.43



2003年5月18日(日)
 小さな不仕合わせ


「不幸せ」というほど悲劇的でもないので、「仕合わせが悪い」と言う意味で「不仕合わせ」という言葉を選びました。


 今日は昼近くまで寝て、外へは一切出歩かず、間もなく退社する先輩(♀)Mさんへの贈り物の一つを、自宅のパソコンとプリンタで制作しておりました。
 ある程度仕上がったので、昨日秋葉原で買ってきた用紙にカラー印刷してみたら、黄色のインクの出が悪いのです。MS-Wordでカラーパターンを作ってみて出力すると、A4判の用紙の上から4分の1を過ぎると黄色が薄くなってしまいます。プリンタのメンテナンス機能を使っても駄目。黄色だけそんなに消費するようなものを刷ったかなぁ、と思いながら、買い置きのカラーインクカートリッジに交換してみました。「取り付け期限:2001 Feb」と書いてあったのを気にも留めなかったのですが、いざやってみると、なんとイエロー(黄)だけ全く出ない! 曲がりなりにも、おろしたてのインキですよ。インキが出てくる部分をティッシュで押さえながら上下に強くシェイクしてみると、なるほどマゼンタ(紅)シアン(藍)がにじんで、ティッシュは紫色に染まりましたが、イエローが全く出ないので、緑や橙色がティッシュにつかないのです。
 ……昨日 秋葉原で、いっしょに替えのインキを買っておいてよかった。今のところ正常に出力されているので、出力時間を利用してこの日誌を書いているのですが。

 口さみしいので、元食器棚からタコスチップを取り出して食おうとしたら、今度は袋が開かない! 先に下辺をつまんで引っ張ったのですが、あと4mmに阻まれました。インキカートリッジをいじっていたから滑ったのかもしれない、と思ってティッシュで指先をぬぐい、上辺で再挑戦したのですが、袋の口は思いのほか堅く、7mmも残ってしまいました。……久しぶりに、袋の口を上辺から切って、ちいさな敗北感を喫したのです。


 あ、ちょうど刷り上がった。タコスチップのパウダーが紙に付いてしまうー

No.42



2003年5月17日(土)
  浅草ではなく秋葉原へ


 人ごみは好かんのです。……秋葉原も混んでるんでしょうけど、三社様は別格。

 こんどの月曜日、会社で送別会をやるのです。ウチの課の先輩(20代・女性、仮にMさん)が退社して、某出版社に引き抜かれるんだそうで。営業部の送別会をウチの課で仕切ることになり、私は司会進行とプレゼント・花束の用意を仰せつかったのです。
 部長は記念品と言うのですが、社名入りのノベルティなどあるはずもなく、約1万円という予算で何か見繕って来い、とのこと。折も折、Mさんの送別会が各方面で催され、やはり各方面でプレゼントを用意されているようで、それらとかち合ってはまずい。だからと言って、Mさん本人に直接リサーチするわけにもいかず、「たまには、女性への贈り物をじっくり悩んでみろ」などと無責任な課長のお達し。……正月の「旗開き」のビンゴ大会の景品のほとんどを秋葉原で買い揃えた私に全権委任していいんですか?

 じゃあ、やっぱり秋葉原ですな。一人で行くのもナンだから、携帯メールで神楽橋先生を呼び出し。ちょうど13時に秋葉原に着いたら、神楽橋先生はまだ青梅特快の車中だそうで、電気街を出て左手へ、家電メインの店をうろついてみます。1万円でどれほどのものを出せるか……フットスパ(足湯)マイナスイオンが出る扇風機か、……送別会で手渡してお持ち帰りいただくには、少々かさばるな。電動歯ブラシは、1万円だとかなり高機能な物を買える。かたやデジカメは、30万画素クラスの安直なものばかり、かと思いきや1分近く動画を撮れるものも。
 やがて神楽橋先生から、「ようやく着いた、今どこ?」と電話が入ったので、「LAOX。万世橋に近い方の」と言うと、ええーっ!? と驚愕的返答。万世橋から遠い方へ歩き出していたんだそうで、……しょうがないじゃないですか。

 結局、MP3再生機能つき腕時計などという珍奇な選択肢にも食指を動かしながら、神楽橋先生のアドバイスも交えて、カクタソフマップで買ってしまいました。ソフマップということは、半合炊き炊飯器などの白物家電では決してないわけで。……今さらながら、これでいいのかなぁと若干後悔しているのですが(送別会前のMさんがここを読んで、不安を募らせていたらどうしよう)。


 まぁそれはそれとして、神楽橋先生がノートパソコンを衝動買いする(ただし中古品)という衝撃的な場面に居合わせただけでも面白かったな、と。


No.41



2003年5月16日(金)
  


 3月16日の日記で書いた、とある試験の結果が出ました。めでたく合格です。

 主催団体のホームページで金曜に発表というので、木曜夜にこっそり探ってみたら、見つけてしまいました。金曜朝に出社してから、何時ごろまでバレずに居られるかと思ったら、顔を出した瞬間に「おめでとう!」と言われてしまいました。始業14分前。

 しかも、学科試験の成績が結構良い方だったようで、「成績優秀者」に名前(もちろん本名)が出てしまいました。“集中講義”5万円の副産物です。社名は出していないのですが、部長やよその課長から「会社名も出しときなよ」と軽〜く圧力がかかってしまいました。社長もわが事のようにお喜びのご様子で、自分の会社から成績優秀者が出たことを自慢したいのでしょう。6月の新年度のイベントで全社的に晒されそうです。……こうなると、ますます“裏口入学”のような後ろめたさがつのります。悪いことはしていないんですけどね。

 で、成績優秀者の受験番号をよく見ると、私以外の10人のうち5人が、受験番号の上4桁が私と同じ。私と同じく5万円余計に払って集中講義を受けた面々なのです。さすがにそのリストには“集中講義”を受けたかどうかは記されていませんが、そういう事実を知ってしまうと、この試験全体がいっぺんにインチキ臭く見えてくるのです。

 ……でもまぁ、この試験に取り組んだおかげで、Macを扱えるようになったわけで、悪いことばかりじゃないんですけど、名前と会社名を公開すると、各方面から勧誘の電話が会社へかかってくるらしいので、さてどうしたものか。


No.40



2003年5月11日(日)
 チェッコリ


 近所の子供らが、「チェッチェッコリッ!」なんてわめいてるもんですから、どこで覚えてきたんだろう? なんて思っていたら、テレビCMでやってるんですね。毎晩ラジオ深夜便を聴きながら帰ってくるので、家でテレビをつけないから分からなかったんですが。


 私のチェッコリ歴は、小3ぐらいからですかねぇ。ボーイスカウトで、キャンプファイアーやクリスマス会などで、みんなで踊りました。

 音頭取り(リーダー)が「チェッチェッコリッ!」と1フレーズずつ叫んで、みんなが「チェッチェッコリッ!!」とついていくのです。
 唄いながら、最初は両手をにのせて、からだ全体(特に腰)を左右にゆすって踊る。頭の次はで、ラジオ体操第一の途中みたいな感じです。唄がだんだん速くなりながら、肩の次は。続いてひざ。かなり速くなりましたが、まだまだ。さらに足首をつかんで、ほとんど動けないけど高速チェッコリを唄い(叫び)ます。そして最後は、阿波踊り大爆発みたいに全身で踊りながら、やけになって半狂乱チェッコリをわめいて、心地よい疲れとともに終了。


 ……そんな単純なことで、少年も青年も付き添いの大人も健全に騒いで遊ぶのです。

 安上がりだなぁ。

No.39



2003年5月10日(土)
 ビールの味と寝つきのよさ


 GWのしわ寄せで、今日は出勤日でした。めでたく定時で退勤できたことは喜ばしいことで。
 でも、ここしばらくはずーっと残業。5月だけでもう3回ホームライナー(鴻巣7号)に乗っています。あと終電1回。

 500円余計に払って、寝過ごしリスク回避と着席保証を得るわけですが、せっかくなら乗車時間をフルに使って睡眠したいわけで、乗車前にアルコールを若干量摂取することもあるのです。それも、缶ビールとつまみを持ってライナーに乗り込むのではなく、10〜20分前にグイッとあおる。そうすれば、ライナーの座席に腰を下ろしたときに眠気がよぎる、そのまま目を閉じていれば、いつの間にか電車は30kmくらい進んでいる、じゃあもうひと眠り、という算段。

 しかし木曜日、遅い夕食を兼ねて某牛めし屋で定食とビールを食したのですが、スーパードライをあまり美味しく感じられないのです。それでも定食が揃う前に飲み進めましたから、食べ終えた頃にはなんだかフラフラほろ酔い加減。……仕事の後の一杯が必ずしも美味いとは限らないことを体感しました。ライナー導眠効果は、それなりにあったのですが。

 そして金曜日。前日とは違う牛丼屋で、牛丼と味噌汁だけ食べて、ビールも発泡酒も缶チューハイも飲まずにライナーに乗り込みましたら、発車前にすんなり寝つくことができました。途中大宮で目が覚めただけで、次に目が覚めたら、もう鴻巣駅に着いてました。なんだかうれしい。

 でもその晩は、2時過ぎまで起きてました。翌日は出勤日なのに。
No.38



2003年5月3日(土)
 なんとも有意義な休日


 某クライアントへの詫び状を前夜のうちに書き上げることが出来たので、今日は会社へ行きません。純然たる3連休です。……とはいえたったの3連休、去年の“十勝後志”のように出かけるあてもありませんし、ラジオの交通情報で「関越道下りが渋滞30km」などと報じているのを聞くにつけ、多客期こそ“安・近・短”を決め込もうと思ってみるのです。

 5月3日は、年に一度の「東京のりもの学会」の日。会場は都立産業貿易センター浜松町館、略して都産貿(とさんぼう)。京浜東北線の快速が浜松町駅に停車(2002年7月〜)するようになって以降はじめての開催です。
 前夜は28時まで起きていたため、目が覚めたら10時。開場の11時には到底間に合いません。現地で待ち合わせる鉄研後輩T君に、あなたからのメール着信音で目が覚めたという情けない返信メールを打ち、それでも朝食をとって新聞にひと通り目を通し、思ったほど混んでいない上り快速アーバンで上野へ向かいます。

 上野駅は“低いホーム”14番線に到着。3・4番ホームへ上がったら、ちょうど京浜東北線快速が出て行くところ。続けてやってきた山手線外回り電車は空席があります。浜松町で降りたら、ちょうど京浜東北線快速の後続が追い付いたところでしたが、抜かれなかっただけでもよしとして、北口から出て竹芝方向へ。今日の都産貿は2Fの「東京のりもの学会」以外にもいろいろやっているらしい緑陽社イベントカレンダーより)のですが、ポスターは「学会」以外に1つしか出ていませんでした。
 後輩T君と合流してウロウロ見回りますが、学鉄連時代からの知り合いでお会いできたのはごくわずかでした。……あの人、顔が丸くなったなぁ。でも私も学生時代のピークに戻りつつあるんだよなぁ。とかなんとか思いながら、けっこう買い物をしました。ふだんのこういうイベントでは、よほど知り合いの義理でもない限りあまり買わないのですが。

 T君は今夜新宿で飲み会があるそうで、このあと新宿東口19:00待ち合わせまでの時間を持て余している様子です。当イベントは15時閉場なので、ギリギリまで居続けても、そこから新宿までちんたら歩いてもまだ時間が余る(浜松町から外苑東通り経由で新宿まで約8km)ので、どこかへ寄り道しようかということに。他のフロアには目もくれず、五月晴れの空の下、2人で歩き出しました。


 最初の目的地は、浜松町から程近い汐留再開発地区“シオサイト”。しかしお目当てはナントカ劇場でも日テレ新社屋でもカレッタでもありませんで、復元された旧新橋停車場。首都高速の下の海岸通りを北へ歩くのですが、意外に遠かったです。どこかのマスコミで、浜松町も最寄り駅のひとつに挙げられていたんだけどなぁ。
 ……ようやく見つけた停車場は、ゆりかもめが新橋駅を出てすぐ左側、周囲を高層ビルに囲まれて、なんだか肩身が狭そうです。ガラスの屋根のプラットホームの脇には、ほんの申し訳程度にレールが敷かれていますが、よくよく見れば、どこから見つけてきたのか双頭式レール。枕木には薬が塗られておらず白木のままで、なんだか違和感ありまくりです。復元された駅舎の大部分は“グランカフェ 新橋ミクニ”という高そうなレストランになっていますが、一角が小さな鉄道資料展示室になっています。1階はガラス張りの床の下に当時の遺構が見えています。そして2階は、ご当地にちなんで開館記念企画展示「日本の鉄道開業」。無料ということもあって、お客は引きも切らず大入りでした。

 汐留シオサイトの中では決して昼食を食うまい、と妙な誓いを立てながら、2人は旧新橋停車場を後にして、新橋駅前の居酒屋へ。どうやら休日限定でランチバイキングをやっているそうで、なんと時間無制限で1,000円。店先で呼び込んでいる店員さんに尋ねれば、ランチタイムは15時までとのことですが、時刻はまだ14時。迷わず入りました。高菜チャーハン、鳥の唐揚げ、シーフードスパゲティ、麻婆豆腐、青椒肉絲、豚キムチ炒め、サラダ、アーモンドケーキ、杏仁豆腐、そしてお茶にジュースなどなど。さすがサラリーマンの街、探せばこういう穴場もあるもんですなぁ。

 昼飯を食いながら、まだ14:30。今から乗りに行きたい電車も、今のところありませんし、さてどうしたものか。私がふと気まぐれに思いついた、「落語でも見ようか」という提案に、T君が乗ってくれました。店の目の前にある地下鉄入口から銀座線のりばへ、赤坂見附で乗り換えて新宿三丁目下車。C3出口を出た瞬間、左手にのぼりが見える新宿末広亭に入ります(大人2,700円)。ちょうど昼席の中入り後で、立ち見になったのは、笑点でおなじみの歌丸師匠が昼席の主任(トリ)を取るからか。案の定、昼席がハネたら空席がいっぺんに増えて、2階席は一時締め切られたほどです。

  <昼席中入り後> 赤色は色物。題名はテキトー。
桂 歌助 …「都々逸親子」
東 京丸・京平 …漫才「殿様の東京見物」
古今亭 寿輔 …「女は長生き」
桂 文治 …「粗忽の願掛け」(「堀の内」を浅草観音に置き換えた)
ボンボンブラザース …曲芸(紙テープ立て、帽子ジャグリング等)
桂 歌丸 …「尻餅」
  <夜席開演>
前座:笑福亭 和光 …「子ほめ」
昔々亭 慎太郎 …「都立みんなの相談所」
松旭斉 小天華 …奇術
春風亭 柳桜 …「人形買い」
春風亭 鯉昇 …「馬のす」
新山 ひでや・やすこ …漫才「離婚式」
桂 平治 …「源平」の序(鶴光の代演)
春風亭 小柳枝 …「青菜」

 今日見た面々の中で、寿輔(じゅすけ)の出ばなのテンションの低さと、高齢化社会ネタに爆笑。綾小路きみまろよりも、寿輔の方が数段上です。ボンボンブラザースの、鼻先で紙テープを立てる芸は、あの間抜けさ加減といい、絶妙のタイミングといい、腹の底から笑えます。皆さんにも一度は見ていただきたい。
 初めて聴いた「馬のす」は、鯉昇がうまそうに枝豆を食ってました。あまりにもいきなりのオチに大爆笑してしまいました。「そういう言い方って好きだなぁ」でお馴染みのひでや・やすこは、これまた初めて触れる「離婚式」、後半のメドレーは圧巻。談志・三平以外の「源平」を聴けたのはラッキーで、代演のたまもの? そして小柳枝の上品な語り口で「青菜」も楽しめました。
 この後も、ノコギリ音楽の歌六や、痴楽・柳昇・柳好・東京ボーイズ・昇太・歌春・うめ吉、そして主任の桃太郎まで、楽しみな顔ぶれが続いていたのですが、飲み会の待ち合わせ時刻が迫るT君と一緒に末広亭を後にしました。……ここまで遊んで、自宅着はなんと20:05。いやはや、ありがたいことです。誰に礼を言っているのかわかりませんが、とにかくありがたい。(敬称略)

最後に、本日の散財リスト(交通費は含まず)。

 【東京のりもの学会】小計 2600円
『邪道ファン 5号』500円
『邪道ファン 6号』400円
東京近郊路線図の下敷き 300円
『別冊電車でメモリアル 大用誤辞典』600円
『スルッとOSAKA』100円(アリカワールド版)
『廃線散歩 Vol.7』400円
CD-R『165系さわやか軽井沢』300円

 【昼食】1050円(税込)

 【末広亭】小計 5900円
入場料(大人)2700円
末広亭オリジナル定期入れ 700円
末広亭オリジナル湯呑み 700円
『笑芸人 VOL.10』1800円(白夜書房・刊)

   合計 9550円


……結構いろいろ買い物したなぁ。特に末広亭のオリジナルグッズは、つい衝動買い。
No.37





2003年5月1日(木)
 メーデー
 職場の後輩もついに弊サイトを見たそうで、2003年度の書き初めで大爆笑しちゃったそうです。そんなに笑うところなのかなぁとも思いましたが、何故さいたまなのかという問いには、当たり障りのない返答をしておきました。
 その後輩以外にもあちこちに、弊サイトの“お客様”がいるらしいことが最近だんだん明らかになり、いよいよ迂闊なことを書けないのですが、今までも迂闊なことは書いていないようなので、今後もこんな感じです。たぶん。


 で、きょうはその後輩も一緒に、メーデーへ参加してきました。亀戸中央公園に集合。
 前日の風雨がうそのように、まぁよく晴れましたねぇ。風が前夜から北よりに変わって、朝は薄ら寒いですけど。1枚余計に羽織ろうかと迷ったのですが、省略して正解。湿度は低いものの陽射しが強いので、歩いているとけっこう暑かったです。日焼けもしました。赤くなりました。腕時計のあともほんのり。

 話は前後しますが、私は組合の役付きでして、わが組合がメーデーに参加するのを(名目上)仕切っております。一般の組合員の皆さんは現地集合なのですが、私は組合で用意する荷物を持って行かなければならないので、一旦会社に立ち寄らねばなりません。
 (1)普通なら「西日暮里→秋葉原→亀戸→亀戸水神」と動くのですが、朝9時前にメーデーの荷物を持って、山手線の最混雑区間(上野→御徒町)を通過する勇気がありません。
 (2)会社から日暮里駅まで歩いて[里22]日暮里駅〜亀戸駅で亀戸4丁目下車・徒歩12分という乗り換えなしのルートもあるのですが、バスに乗っている時間だけで40分以上。朝じゃなければなぁ。
 (3)というわけで、「西日暮里→北千住→曳舟→亀戸水神」という面白めのルートにしました。旗ざおをかついで松戸行に駆け込み乗車するところを、その電車を下りて出社する先輩に目撃されたのを知ったのは、一旦会社に戻ってからのこと。
 下り列車が1階と3階から分かれて発車する東武北千住駅のわかりづらさには閉口しましたが、ちょうど来た上り列車が、営団半蔵門線・東急田園都市線直通「区間準急 中央林間行」。東急の20m車10両編成でゆったり、乗車率100%あるかないか。北千住〜曳舟ノンストップでしたが、カーブだらけでちっとも速くないです。曳舟で乗り換えたら、乗り換え通路に特別精算所が設けられていました。2両編成の亀戸線は案の定けっこうな混雑で、9〜10時台はメーデー増発。

 お昼過ぎにはデモ行進も終わり、とっとと解散してしまったので、解散場所に近い住吉駅から半蔵門線(営団車)と千代田線で一旦会社へ。荷物をしまって、お仕事も少々片付けて、その後は去年と同じく、浅草六区のまつり湯で一風呂浴びたり仮眠をとったりしました。

 今夜は早く寝ます。今夜こそは。

No.36



2003年4月29日(火)
 月末〜恒例の〜


 2週間以上も日誌をほったらかしにしていました。ごめんです。

 さて、GWなどと寝言をほざく連中はほっといて、今日も今日とて午前10時から会社にいます。4月29日(火)21:59。

 GWといっても、飛び石連休と3連休だけなので、今日会社に来ても全然悔しくありません。むしろ、得意先からも社内の現場からも電話が一切かかってこないので、仕事がはかどるというウマミもあり。また、脳が疲れてきて自分が書く字に責任を持てなくなったら(つまりウトウトし始めたら)、誰にはばかることもなく居眠りをできるのも、業務効率上の利点と言えましょう。

 まる1日タダ働きと思えなくもないのですが、昨日もらった前月分の給与明細の「残業時間」欄を見て、かえって申し訳なく思えたので、いいです。ホワイトロリータとドンタコスを食いながら仕事ができる喜びよ。


 あとは、あさっての“メーデー”の準備です。組合の役員になっちゃったもんだから、業務多忙を理由にメーデー欠席(=休日出勤扱い)できないのよねぇ。



No.35



2003年4月13日(日)
 豪華キャスト陣!



川平慈英

赤坂泰彦、ダンディ坂野

大竹しのぶ、大林宣彦

いっこく堂(+師匠)、濱田マリ

豊口めぐみ

えなりかずき

UA(ウーア)、木南晴夏(第1回ホリプロニュースターオーディショングランプリ、21世紀のリカちゃんイメージガール)

瀬戸カトリーヌ

山本麻里安、置鮎龍太郎

ドリアン助川 改めTETSUYA

和希沙也(ミスマガジン2002)




こんな顔ぶれが一同に会するところといえば? 


    :
    :
    :


……TBSラジオじゃありません。えなりと和希は(濱田も?)今春までレギュラーでしたが。

豊口のあたりでピンときた方もいらっしゃいますかね。
そのあとの えなり・UA・瀬戸でまた混乱したりして。


    :
    :
    :



 正解は、
NHK教育テレビの「学校放送」番組の出演者です。

 このほかにも、教育テレビという大枠でくくれば、語学番組に池澤春菜(きらりの声)・長澤奈央(ハリケンブルー役)・市川実和子・三津谷葉子・釈由美子・ジョン=カビラ(兄弟バラ売りかよ!)とか、福祉番組に毒蝮三太夫師匠が満を持して登場!とか、話題性はてんこ盛りなわけですが。


 アイドルだけでは飽き足らず、池澤春菜にさんすうを教わった連中をフランス語講座へ引き込むという、NHK教育によるリピーター獲得策が功を奏するか?

 それよりも、大学の教壇にも立つマムちゃんが、中高年層をガッチリ捕らえて離さないというカリスマ性のほうが圧倒的に大きいですねぇ。



 ……そもそも、私はなぜこんなことを調べ始めたのでしょう??

No.34



2003年4月12日(土)
そういえば先週の土曜も雨だった


 昼過ぎまで寝てました。ここしばらく、平日でも就寝が1時〜2時という夜更かし癖がついてしまったので、よい“寝溜め”になりました。きょうは一日雨降りだし、今さら出かけるのもなんだかなぁと思い、インドアを決め込むことにしました。

 残り物のおかずなどで昼食を済ませて、BS2で宝塚の中継なんぞを見て、そしてパソコンでネットにつないだりしていると、夕方、母がパートから帰ってくるや、なにやらぶつくさと文句を垂れております。当方はパソコンにヘッドホンをつないでMIDIを聴いているので、よく聞こえませんが、洗濯物がびしょぬれだとぼやいている様子。

 ……毎朝ラジオで天気予報を聴いているだろうに、何を今さらたわけたことか。当方は前夜のうちから「土曜は一日中雨」と天気予報で知っているから、まさか洗濯物を干してあるなんて夢にも思わないのですよ、ええ。


 不可解な母はさておき、私は最近MIDIに凝っております。つい先日も、「暴れん坊将軍」の殺陣シーンのBGMのMIDIをかき集めて、よさげな物をひとまとめに圧縮して、知人に送りつけたところ(だけど返答も苦情もないのがちょっと心配)です。
 ふと、ソフマップのテーマ曲のMIDIを聴きたくなり、ちょいと探してみましたら、MIDIではないけどとても素敵な作品群を見つけました。

 「産業ロック製作所(a)」内「産業ロックMIDIデータ集」

 ラインアップがいいですよ。「霊感ヤマ感第六感」とか「かねてつのテーマ」とか「もしものテーマ(ドリフ大爆笑より)」とか、果ては「♪MMファンドは、山一證券〜」まで。
 あとは、RealAudio形式ですけど、『We Love Sofmap World』と『きょうの料理のテーマ』をくっつけるとか、NHK『小さな旅』のテーマと『ルパン三世愛のテーマ』を掛け合わせるとか、その発想と実行力に脱帽です。びっくりしますた。


 ……家の外では「最後のお願い」という絶叫を発する、自動車に付いたスピーカーというより“自走式スピーカー”がうろうろしています。

 みんなで選挙へ行きましょう。



No.33



2003年4月6日(日)
 まともな週末


 3月上旬から試験勉強やら課題制作やらで週末をつぶしてきた“試験”も、実技課題提出を3月31日に済ませ、
新年度を控えて増刷殺到!のおかげで月売上も大台突破!点数も倍増!な売上げ計算も4月2日までにやっつけ、
桜満開なこの週末は、約1ヶ月ぶりにすっかり休める「まともな週末」になりました。
 おかげで(?)日誌も久しぶりです。本年度もよろしく。

 土曜日は、「歌丸・小朝 特選落語名人会」へ行ってきました。パストラルかぞ(加須市)へ談志を見に行って以来、久しぶりのホール落語です。大宮ソニックシティの大ホールなんて、2500人も入るところで大丈夫かなと思ったが、前座はともかく二番手(中トリ)の小朝師匠、いっぺんに客をつかんでいたのはさすが。
 中入り明けは、2年後の春に九代目正蔵襲名が決まったこぶ平師匠。実はこの会の目当ては、「最近は古典に力を入れて、メキメキ上達している」というこぶ平師匠だったのですが、……会場が大きいこともあって、漫談で終わってしまいました。残念。やっぱり、ねぎし三平堂あたりでないと演ってくれないのか。
 その後は、太神楽をはさんで、トリの歌丸師匠。ちょいと怪談じみた噺でしたが、初耳でした。大店の後妻のおすわさんが毎晩店の外から呼ばれる、さてその正体は?という、……すげぇダイジェスト。

 その後はパスタが食いたくなり、大宮そごう1階の某店に入ったのですが、サラダが出てくるまで待たされ、サラダを食べきってからパスタが出てくるまで待たされ、パスタを平らげてから食後のコーヒーが出てくるまで待たされ。店に入ってから支払いを済ませて店を出るまで、1時間もかかってしまいました。
 …てやんでぃ、とっとと持ってきやがれ。パスタは江戸っ子の食い物なんでぃ!(?)

 あとは、雨降って風吹いて薄ら寒い中を、大宮および池袋界隈で買い物して帰りました。


 日曜日は、昼まで寝て、土曜に買ってきたムック『落語 36号』を読んでました。それだけ。

No.32



2003年3月20日(木)
 続・残業の友


 運行開始2日目にして、乗ってしまいましたですよ、「ミッドナイトアロー 上尾・鴻巣」。初日から大盛況で、月曜なのに続行2台出たそうですが、私が乗った火曜日は、60人乗り大型バスで満員ちょうど。ホームライナーにも使われる“新特急”こと185系電車よりも、座席の前後間隔が窮屈です。
 宮原・上尾で、乗客の半分以上が降りました。せっかく同じルートを走る東武バス(大宮駅東口〜上尾駅東口・上尾車庫)も、運賃倍額の深夜バスを出せば儲かるんじゃないか、と思うんですが。でも東武はやる気なさそうだなぁ。

 旧中山道を北上して、高崎線の各駅のそばで客扱いをするのですが、面白いのは桶川と北本の間の「二ツ家」にも停まること。近い将来、高崎線に「みなみ北本」駅が設置されるらしいのですが。国際興業が設置した降車専用バスポールには「二ツ塚」と書いてあるのは、ご愛嬌。

 1時53分、鴻巣駅東口のバスプールに着きました。家に着いたのは2時10分。バス代は、1,800円


 そして木曜日。同期の一人が今日限りで会社を辞めて、家業を継ぐんだそうで、送別会がありました。惜しくも〔ホームライナー鴻巣7号〕には間に合わず、23:45発の高崎線最終列車で座っていきました。送別シーズンなのでしょうか、連休前ということもあってか上野発車時点で大混雑。隣と前の人に少々干渉したりしなかったりしながら、気が付くとドアが閉まって電車が動き出すところ。車内はだいぶ空いてきました。(高崎線の各駅は、ホームの屋根の柱に駅別の色が塗られているのですが、)見覚えのない柱の色。上尾は朱色、北上尾は水色、桶川は緑、北本は黄色、そして鴻巣は紫。……そのいずれでもなく、流れ去る駅名標を目で追えば、「ふきあげ」。いやぁ、ついにやってしまいました。次の行田までの長いこと長いこと。

 行田駅前から、独りタクシーに乗りました。国道17号を上り、昨今の印刷業界の厳しさなんぞを、運転手さんの相づちに乗せられてぽつぽつと話しながら、鴻巣駅の手前で右折、家の近所のコンビニで下車。運転手さんもコンビニで何かを買って、行田方面へ帰って行きました。3,220円、深夜バス代よりも高かったです。あ、鴻巣から行田までの乗り越し、Suicaだから気付かなかったけど、190円


 というわけで、今週は月曜日が終電。火曜日は深夜急行バス。水曜はホームライナー(500円)。そして木曜が終電寝過ごし&タクシー。
4日間の帰宅にかけた追加投資は、5,710円でした。鴻巣〜西日暮里(または高田馬場)を3往復半。
終電に気をつければ、3回定期券を家に置いてきてもいいということ、……ではないですけど。


No.31



2003年3月16日(日)
 試験と集中講義


 お仕事がらみの試験を、受験しました。今日は学科試験だけで、同時に実技課題をもらって2週間以内に提出。

 受験料は、20,000円。集中講義付きは、70,000円。……年度末で受験勉強もままならず、学科試験に不安があったので、午後の試験の前に“知識の総復習”という名目で午前中に座学を受けることにしました。

 試験直前に主催者側から「こことそこは覚えとけ」と教わり、いざ問題用紙を開けばアーラ不思議、教わったところばかり出題されてる! という、デキレースと言うかジサクジエンと言うか、ものすごい構図。


 合格した場合に会社から支給される“報奨金”の半分が、集中講義だけに消えるのです。私の会社で、私以外に集中講義を受けた人は(今回も過去も)いないそうです。受けたくない気持ちも解ります。高いし。

……いいなぁ〜、こんな商売。あやかりたい、蚊帳つりたい。


 と、学科試験を終えて一息つきながら、これからの2週間にため息をついています。
 とりあえず、今夜は早く寝ようっと。
No.30



2003年3月9日(日)
 残業の友


 国際興業ホームページ内に発表されていますが、来る2003年3月17日(月)深夜より、大宮発鴻巣行深夜バスが運行開始するそうです(平日深夜のみ)。大宮以北の中仙道方面は東武バスグループのなわばりなので、国際興業が走らすことは意外と言えば意外ですが、何でもいいです。
 大宮駅東口6番のりばを25:00発。高崎線の各駅に寄って、……鴻巣到着時刻が載っていないぞ。20kmの道のりだから、2時か2時半ぐらいかなぁ。

 この「ミッドナイトアロー大宮〜鴻巣」運行開始により、私の終電が何時になるのか? 西日暮里〜鴻巣で考えますと、

●現在[西日暮里]23:38 → 23:49[赤羽]23:52 → 0:29[鴻巣]
  …赤羽23:57発が高崎線最終だが、京浜東北線を一本落とすと赤羽1分接続で絶望的。

★今後[西日暮里]0:09 → 0:48[大宮]1:00 → 2:30頃[鴻巣]
  …金曜はバスに乗りきれないかも。1本前は、西日暮里23:58→0:33大宮。

 というわけで、24時に会社を出ても何とかなりそう、という結論です。
しかし、バス代がライナー券の3.6倍(1,800円)というのは、ちょっと痛いかも。


……早く帰ろうっと。


No.28



2003年3月4日(火)
 先行予約


 3月1日(土)夕方、私は会社で電卓を叩いていました。…いえ、計算機に八つ当たりしていたのではなくて。計算業務です。

 ラジオを聴いていると、「CROSSOVER JAPAN '03」というイベントの先行電話予約をやるというではないか。数日前からラジオCMが流れていたので、気になっていたのですよ。CASIOPEA・T-SQUARE・松岡直也・高中正義など、今で言う“フュージョン(Fusion)”が“クロスオーバー(Crossover)”と言われていた頃から活躍している面々。名前を知らなくても、テレビやラジオのBGMで彼らの曲を耳にしているはずです。私は、ラジオ好きが高じてBGMにも興味を抱き、CASIOPEAを聴き始めました。

 5月24日(土)よみうりランドEAST、か。文化放送A&Gの公開イベントに行ったことあるなぁ。そのときは吉祥寺駅からよみうりランド行きのバスに乗ったんだっけ。そんなことはどうでもいいんです。3月9日の一般発売に先んじて、何かのチケットサービスに登録しなくても先行発売の恩恵を受けられるという、またとないチャンスなんです。イヤホンから聞こえてくるアナウンサーの案内にしたがって、自席の電話からこっそりかけてみました。自動音声応答なので、しゃべらなくて済む。

 ……というわけで、めでたく1枚、予約しました。予約番号がむやみに長いのには辟易しましたが。これを3月4日までに、店頭で購入すればよいのですね。しめしめ。


 ……とかなんとかしているうちに、3月4日です。電話をかけて予約を取って、予約番号をその場でメモして、自席の片隅に放置していたメモが、昨日まではあったのに、今日になって見当たらない。ゴミ箱の中にもない。書類のすき間にも見つからない。

 こうして、千載一遇のチャンスはうたかたの夢と消え、一般発売という過酷な関門に挑まざるを得なくなったのです。……発売日専用特別電話だって。競争率高そうだなぁ。やべぇ。

No.27



2003年3月3日(月)
 ドミノ“棚”移植


 両親が、我が家に新しい食器棚を導入することを2月中旬に決定。現食器棚をこのまま捨ててしまうのは惜しいので、私の部屋でもはや机としての機能を失っていた学習机を追い出して、現食器棚を私の部屋へ入れるという「ドミノ棚移植」が、この週末に行われました。
 小学校1年からずっと使っていた学習机を手放すことに、それほど寂しさを感じませんでした。ここ数年は勉強机として機能しない“不格好な棚”だったので、愛着も薄れていたようです。……「ようです」なんて他人事のような書き方ですが。

 金曜日は2月の晦日。帰宅後、パソコンと向かっているうちに早朝4時。6時間ほど寝て、土曜日はお昼から19時頃まで会社で月末の残務処理をしました。上野駅でさぬきうどんを食い、21時前に帰宅。新食器棚配達のついでに、学習机を引き取らせると言うのですが、配達は翌朝10時頃に来てしまうので、残された時間はちょうど半日しかありません。「アド街ック天国」も見ずに、学習机の中身を取り出しながら“勇気ある廃棄”を敢行。ラジオとCDを聴きつないでいるうちに、薄く開けていた窓の外が白んできたけど、幸いにも眠くありません。母が起きてきた頃に学習机は空になったので、朝7時前から机を運び出し、出社前の父も巻き込んで旧食器棚を自室の床の間へ据え付けました。

 両親と3人で食べる朝食なんて何年ぶりだろう、などと感慨にひたることもなく、射し込む朝日に舞い上がるほこりが浮かび上がる“私の部屋”という名の戦場へ戻ります。学習机から出したのはいいが、さてどれをどう仕舞おうかと考えあぐねているうちに、急激な眠気に襲われたのは10時頃。新幹線の運転士もこんな感覚だったのかなぁ、などと思いを馳せながら、足の踏み場もない中に無理やり寝そべり、毛布をかぶって仮眠。

 13時頃に目が覚めると、母も新食器棚に品物を仕舞っている最中。眠気覚ましもかねて、棚に使うトレーなどを100円ショップへ買い出し。自分の自転車を2年前に処分して以来、久しぶりに自転車をこぎました。15時頃から、伊集院光の沖縄無駄遣いトークとコージー冨田の名人芸を聴きながら作業再開。夜に入ってからは、同時に移動した本棚の棚板の高さにてこずり、一応の終了を見たのは、なんと24時30分。正味、ほぼ一昼夜ぶっ通しで、小物とトレーと雑巾と棚板をいじくりまわしていました。


 結局、日曜に寝たのは2時。月曜日は、眠くてしょうがなかったです。早く寝なきゃと思っているのですが、久しぶりにこの日誌を書き始めたら、もう1時半です。やばーい。

No.26



2003年2月12日(水)
 ドーナツ


 昨秋、日比谷公園で買ってきた「スルッとKANSAIサウンドコレクションVol.01」より、京阪特急の走行音(七条→三条・地上時代)を聴きながら、この日誌を書いております。……1979年収録か。車内放送が自動放送だよ、すげぇな。さすが関西はすすんでる。


 得意先回りは、1日2回の日課。普段は営業車で出かけるのですが、今日は銀行に寄るために、地下鉄とバスで行きました。帰りがけ、お昼が近いので途中のドーナツ屋に入ると、店内各所に張り紙が。注文したものを受け取って席に着くと、目の前の壁にも同じ張り紙があるので、読んでみると……


「当ショップは3月2日(日)をもって閉店することになりました。
15年の長きにわたり……」


 なんとまぁ。お昼時に通りかかると、そこそこ混んでいたので、寂れたような気配は感じられなかったのですが、ダメなんですかねぇ。社会人として、営業マンとしてこの界隈を歩き始めた頃から、お昼前や小腹が空いたときに立ち寄って、せっせとポイントカードを集めて景品と交換したり、10点集めたのに期日を過ぎてしまったり。最近はクルマで出かけることが多くなったので、なかなか立ち寄れずにいたのですが。


 今まで見たことのない、新顔のドーナツがあったので、一つ頼んでみました。「サクサクでも、しっとりでも、ふんわりでもない、第四の食感!」という売り文句だそうで、こいつから食べ始めたのですが、

 ……そもそもドーナツというのは、サックリと安直に食べられて、ときどきチョコやクリームなんぞ添えてみて、腹持ちがあまりよくなかったりして、というところも含めて、そういう点にこそ、軽食としてのドーナツの存在意義というか醍醐味はあると思うのです。
 で、この新商品なんですが、他のお客さんがどう思うか知りませんけど、
少なくとも私は、ドーナツに『もちもちっ』という食感を求めません。ドーナツのくせに噛み応えがあるというのは、生意気だと思いますよ、ええ。


 そういえば「餅」も、意外に腹持ちがよくないんだよなぁ。
 今年は“あべかわ餅”を食わないまま、正月が終わったなぁ。

No.25



2003年2月8日(土)
 走馬燈が


  ……なんだか伊集院っぽいタイトルですが。


 風呂の残り湯で顔と頭を洗おうと、寝間着を着たままで(どうせすぐ脱ぐから濡れても問題なし)風呂場に入りました。…風呂に入ったんではなくて。

 洗顔・洗髪を終えて、タオルを手にするべく立ち上がって、一旦脱衣場へ上がりました。風呂場の床が全面的に濡れたくらいで、足の裏も濡れていたのですが。

 また風呂場へ下り立ったら、右足が前方へ激しくスライド&地に足がつかない。「つるーん」という音もなく。

 次の瞬間は、身体が宙に浮いているはずなのですが、「ヤバイッ」とかいう危機感ではなく、「まだ何とかなるかな」と思ったんですよ。……何なんですかねぇ、手が滑ってから食器が床に落ちるまでの時間とかもそうですが、久しぶりに時間がゆっくり流れましたねぇ。でも実際には1秒そこそこしかなく、どこをつかむでもなく、足で床を捕らえるでもなく、当然何の対策もとることができないまま、次の瞬間を迎えたわけで。


 左臀部と左ひじで着地。ひじといっても、やや上腕部寄りで平面的に着地したので、ひじをどこかへぶつけたときの「ガチーン、ビリビリ、ジーン」というあの感触はありませんでした。ひじの着地点を見ると、脱衣場と風呂場を仕切る折り戸の敷居まで、あと5cm。おーこわ。
 寝間着のズボンは、左臀部がびっしょり。深く呼吸しながら左ひじを曲げ伸ばしして、今のところは関節に異常がないことを確認。そして、足を拭ったタオルで、風呂場の床の水分もふき取りました。くやしいから。


……あれから半日。左ひじも左臀部も“打ち身”の痛みが残るだけで、不審に腫れ上がったりしていませんので、ご心配なく。

No.24



2003年2月5日(水)
 財務面における危機管理


 朝、財布をポケットに入れずに家を出てきたようです。


 以前は、「札入れ」と「小銭入れ」を分けて持ち、さらに銀行のキャッシュカードはカード入れに入れていました。だから一つくらい持って来なくても、どうにかなっていたのですが、「札入れ」の老朽化に伴い、昨秋から新「財布」へ統合してしまったので、一つ持って来ないと全滅というわけです。
 オールインワンという利便性も捨てきれませんが、一発でどかーん!という危険性もはらんでいるわけですね。危機管理対象です。



 さて、定期券は持って来たので、片道740円×2という無駄な追加投資は免れたのですが、
昼休みが近づくにつれて、空腹感が高まるにつれて、さぁどうしようという念は高まりました。

 なぜかデスクの片隅に、けずる宝くじ“スクラッチ”の当たり券が数枚。そしてカバンの中には、デスクのと合わせて換金しようと思っていた“スクラッチ”がまた数枚。
1900円相当。 よーし、1食分どころか2食、3食ぐらい捻出できる。


 喜び勇んで、駅構内にある宝くじ販売ブースへ向かったところ、

「お昼休み ○時まで」




いやー、まいったまいった。

No.23



2003年2月4日(火)
 アレンジ


会社から書いています。22:52。

誰かさんを見習って、退勤時刻を日記につけてみようか。
……でも、退勤後は〔ホームライナー鴻巣7号〕で寝てるだけだしなぁ。


 NHKラジオのニュースを聴いてたら、春の選抜高校野球の入場行進曲のレコーディングが、大阪市内で行われたんだそうで。……あれって、生演奏じゃなかったのか? それとも、売るのか?

 今年の入場行進曲は、皆様もご存じのとおり「大きな古時計」
アップテンポに、マーチっぽくアレンジされてましたよ、ちゃんと。
うつむきながらトボトボと入場行進、なんてことにはならない程度に。


……でも、かなり「軍艦マーチ」っぽく聞こえたのよねぇ。


 気のせいかなぁ。

No.22



2003年2月2日(日)
 残業


 先週と今週は、夕方にお勉強会へ出かけていたので、残業ができませんでした。そこで、1日・2日の土日は自主的に休日出勤。……いや、タイムカードも押さないし休日出勤届も出していないから、単に「会社へ立ち寄る」ということで。


 土曜は、原因不明の頭痛(前夜の晩酌の缶ビール1本とは、たぶん無関係)にさいなまれながら昼に起床、15時に職場入り。客からの催促も現場からの問い合わせもなく、静かなフロアで誰にはばかることもなくラジオを聴きながら、マイペースで残業をこなしていきます。「伊東四朗 吉田照美 親父・熱愛」「東京パラダイス」「ナベ・とものチアーズランド」「TOKYO AMUSEMENT MIX」「安倍なつみのエアモニ。」「冒険!漫画島」「アニゲマスター」。そして22時になったら954へ直して、「玉川美沙Bravo!」を半分まで聴いて、こちらの仕事もようやく半分。鍵をかけて帰ろうと思ったら、別のフロアにまだ人が残っていてびっくり。


 もう半分を片付けるべく、13時前に会社前までたどり着いたのですが、


……鍵がかかっている。

 暗証番号を入力しても、開かない。

 だ〜れも来てないようだ。


そりゃ確かに、日曜だから会社はお休みだけどさぁ。
ちきしょー出かけ損だぁ〜。仕事半分残ってる〜。月曜はどうしよう〜。


No.21



2003年2月1日(土)
 MT車こわい


 うちの弟は、自動車通勤。中古車です。それも、どういうわけだか“マニュアルトランスミッション(MT)”志向。車検などで代車が来るとき以外は、好んでMT車を選びます。なんでも、AT車では加速が劣るとかなんとか。たしかに郊外の国道や県道は、全体的に飛ばし気味ですけど。……決して“走り屋”じゃないんですが。それにしても、まだMT車って生産されてるんですか。

 私も、第一種普通自動車運転免許を所持していますし、平日は毎日のように営業車で都内を走っております。1回出かけて約10km、それを1〜2往復。
 でも、営業車はAT車。入社3年目、車庫入れはかなり上手になりましたが、MT車の左足の感覚をすっかり忘れてしまいました。


「それでも免許持ってるんでしょ? 大丈夫だよ」 弟は、こともなげに言い放ちます。
 日曜にお仕事で、都内へ市場調査に出かけるという弟が電車に乗る前に、小僧寿しで予約した“恵方巻き”を買いに行きたい、と言うのです。自宅・小僧寿し・駅、それぞれ徒歩10〜15分ずつ。自転車はありません。「自宅から車で小僧寿しに寄って、駅から上り列車に乗るから、車を駅から自宅へ戻してほしい。」 つまり、弟は私にMT車を運転しろというのです。独りで。



「車がどうなっても知らんぞ」
「本当に、本当にどうなってもいいんだな」
「車だけならまだしも、人やよそんちに迷惑をかけたらどうする」
「交差点でエンストする車の後ろについてイライラするドライバーを増やしたいか」
「下手なやつが『おれは上手いから運転させろ』と言ってるんじゃない。
 下手なやつが『おれは下手だから運転したくない』と言ってるんだ」
「飲めない体質の人に『二十歳を過ぎたんだから飲めるんだろ』と酒を勧めてるようなもんじゃないか」




……翌朝、弟は小僧寿しから一旦自宅に戻り、徒歩で駅へ向かったようです。




念のために申し上げます。
私が苦手なのはMT車と高速道路だけです。
AT車と一般道なら、心配はありません。

No.20



2003年1月26日(日)
 いざ中山(下)〜東中山編〜


「申し訳ありませんが、メッセージが長すぎます。」だってさ。仕切り直し。
そういえば、朝青龍、14勝あげましたねぇ。横綱になっちゃうのかなぁ。

※「東雲賞」報告は、(中)船橋法典編から読み始めて下さい。


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 箱入り焼きそばを食べ終えて、馬場内広場へ出てみたら、ちょうど7Rが始まるところ。スタンドから見て左奥のゲートからスタートして、目の前のダートコースを16頭がひとかたまりになって左から右へ、土ぼこりを上げていきました。やっぱり間近で見ると、結構な迫力だよなぁ。1200mのダート戦はあっという間に終わり、私はフラフラと地下通路へ下りてスタンドへ。メインレースが近づいて、だんだん人が増えてきた投票窓口前から、パドックへ。Bera氏のアドバイスに従い、「東雲賞」の参考とすべく9R「菜の花賞」を見ておくのです。8Rが終わるか終わらないかといううちに、9Rに出る馬たちがパドックへ入ってきました。……パドックって、意外に狭いんだな。予想はしないまでも、競馬新聞を片手にRFラジオ日本を聴きながら、それらしく9Rのパドックに見入っているうちに8Rが終わったようで、急に人がパドックの周囲を埋め尽くします。……6・7・8Rが、単勝で2000円以上という荒れ模様で、『珍奇馬券』も期待大か。

 ぶらぶらとスタンドを通り抜け、ゴール前の直線を目の前にスタンバイ。14:25発走の9R「菜の花賞」は大混戦の末、なんと2着は2頭同着。Bera氏のアドバイスのとおり、ゴール前の芝の具合を見ていたのですが、いいんだか悪いんだかさっぱり分かりませんでした。そんなわけで、そそくさとパドックへ。ラジオのパドック情報によれば、Bera氏が◎を付ける(5)アサクサキニナルがノーマーク。私も気になっていたのですがここは外して、代わりに(1)チュウシングラを候補に入れてみます。

 そんなわけで、東雲の結論。本命は(8)カンファーベスト(14)セイコーアカデミーの2本立て
それぞれそこから(1)チュウシングラ、(2)ダイタクソニック、(7)シンコウリブレ、(13)マイネルアムンゼンへワイドで100円ずつ。(8)と(14)は相互に流すので、都合2口。

 さぁ結果は、(8)(14)の2本柱がバッチリ的中。さらに3着には、単勝13番人気の(1)チュウシングラが入って、三連複は万馬券。……2本柱を設定したんだから、三連複で勝ってもよかったな、と思っても後の祭り。それでも(1)にからむワイド馬券は2つとも2500円を超える高配当。100円ずつしか買っていないんですけどね。

 続く11R「AJCC」は、どこを読んでも何を聴いても(6)マグナーテンが鉄板の大本命。あとは相手探しということで、(2)(4)(9)(11)(13)の5点へ流し。本命(6)に自信があるなら馬連でいいんですけど、万が一2着なんてこともあるし、1着3着も拾えたら…なんてスケベ根性で、5点×200円をワイドで投票。
 その結果は、ワイドが2つ当たって、投資した1000円は回収できました。『珍奇馬券』は(6)が入っていたから期待したんですけど、それ以外がさっぱり(6〜10着)でした。


 帰りは京成東中山駅へ歩こうと思ったのですが、なんだかくたびれたのでバスに乗車(210円:バスカード使用)。競馬場から南下する道路が大渋滞していて、東中山駅まで20分以上かかりました。……歩いても変わらなかったかもしれん。ちょうど快速・羽田空港行が来たけれど、座って帰りたいので、快速を待ち合わせていた各駅停車上野行(4両)で着席。そういえば隣の京成中山駅は「中山法華経寺」駅への改称運動が、法華経寺側から起こっているらしいのですが、ホームの広告やポスターは成田山・宗吾霊堂・柴又帝釈天ばかり。法華経寺は本気なのか? とか何とか思いながら居眠りしているうちに日暮里で乗換え、JR上野駅構内の10分床屋で散髪して、ガラガラの深谷行(15両)で帰りましたとさ。


 ……まぁ、ワイドで5点ずつ、一口100円ずつという無駄の多い弱気な買い方で、結果として回収額が投資額の2倍未満でしたから、「遊ぶ金は競馬で調達」などという優雅な生活とは程遠いんですけど、……考え始めたらハマりそうですなぁ。でも、これに味をしめてのめりこむと、後は取られる一方ということになりそう(NUMBERSで経験済み)なので、今回はビギナーズラックと割り切って、今後しばらくはラジオやテレビの実況を聴いて、話芸として楽しむことにします。



 それでは、また来年の東雲賞でお会いしましょう。
No.19



2003年1月26日(日)
 いざ中山(中)〜船橋法典編〜


 どうも最近、翌日が休みとなると、深夜3時4時まで平気で起きていてしまうのは、良くないですな。そもそも3時を過ぎて、着メロ選びだのダウンロードだのメール転送だのをやっていてはいけません。というわけで、今日もお出かけだというのに、就寝4時・起床10時。……睡眠時間が平日と変わりません。ラジオを1422に合わせたら、ちょうど中山の第1レースが始まったところ。

 やはり日曜日、11:21発の快速アーバン上野行は混んでいました。浦和から南浦和へ京浜東北線をチョイ乗り、そして武蔵野線東京行の先頭車両でめでたく着席。座ったり居眠りしたりしているうちに、新松戸で急に車内は混雑。そして12:43船橋法典で下車。臨時改札口からSuicaで出場すると、出札口前に競馬新聞を売るボックスが。でも私は前日のうちに買ってあるので、そのまま中山競馬場への地下通路“ナッキーモール”を進みます。動く歩道も設けられている数百mにおよぶ地下道ですが、天井が高く幅も広いので、地下鉄の駅の通路のような圧迫感はなく、距離も感じられません。
 馬場の直前で地下通路が吹き抜けになる「法典門」の前で、赤・青・緑のサインペンを購入(100円×3)。自動券売機で入場券(200円)を買うと、地紋のない非磁気化券。大きさは、JRや民鉄でおなじみの近距離きっぷサイズで、食堂の食券のように真ん中で左右に分けられるような図柄だが、ミシン目はありません。それを入場口に差し出すと、半分にもぎって返してくれました。……半券を持っていても再入場できないんだから、あんな小さい入場券を、わざわざもぎらなくてもいいんじゃないか?

 また動く歩道が始まって、ほどなく馬場内A地区地下のPRコーナー。A地区の建物は扇形で、両翼にファーストフードプラザ、その間は自動投票機が並んでいます。腹ごしらえの前に、迷うことのない『珍奇馬券』5点ボックスを買っておこうと思ったのですが、マークカードはあったけど鉛筆がない。新聞を買うとおまけでくれるのか、どこかに落ちていないか……と周囲を見回しながらうろうろしていたのですが、観察しているうちにサインペンでマークしている人を発見。なぁーんだ、鉛筆じゃなくてもいいのか。不安を残しながら「流し・ボックス用」マークカードに記入して、10R・11Rそれぞれ(1)(3)(4)(6)(10)の5点ボックスをワイドで購入。へぇー、先にお金を入れてからマークカードを入れるのか。


 えー、念のために申し上げますと、「ワイド」とは、またの名を「拡大馬連」。普通の馬連は、馬番で1着2着の組合せ(順不同)を当てるわけですが、ワイドは1着3着でも2着3着でもOK。もちろん、ワイドで1着2着が的中しても、払戻金は普通馬連よりも少ないですが。


 無事馬券を買えて、一安心したところで焼きそば(450円)を食いました。これまた意外だったのは、お祭りの露店のような透明な平たいトレーではなく、分厚い紙(四六判で220kgくらい)を台形状の箱に折って、天面のふたが閉まるようになっていて、しかもコの字形の針金で手さげになっているという、今までに見たことがない形状。1辺が15cmくらいで、ふたを開ければ結構なボリューム。キャベツは、玉をザクザクッと切ったままで、重なった葉がばらけないまま入っております。うーん、ミディアムレア。でも肉もちゃんと入っているし、味付けは“ビールのアテにするには物足りない程度”の、濃すぎず薄すぎない上品な味。結構うまかったです。仕上げは、無料給茶機で緑茶をすすりました。


……長くなりそうなので、ここで切ります。
(下)東中山編へ続く!


あ、そうそう。前夜の「ほろ酔い予想編」は、競馬新聞にマーカーで色を付けながら発泡酒を飲んでいたということです。さきいかがウマかった。
No.18



2003年1月25日(土)
 いざ中山(上)ほろ酔い予想編


 中央競馬で「東雲賞」というレースがあることは知っていたのですが、なかなか見に行く機会に恵まれず、いよいよ明日“競馬初体験”となります。1週間前からトップページでも呼びかけていたのですが、掲示板をご覧のとおりでして、同行者ゼロ。……一人だけでフラフラし放題、と前向きに考えます。せっかくだから、ついでに「AJCC」もやってみようかな。

 まぁ、WINSが都内にもあるんだから、わざわざ中山まで行かなくてもいいのですが、どうせなら現地へ行って競馬場フードなんぞ食らいながら、楽しんでみたいと思うのです。やっぱ武蔵野線で行くべきかなぁ。だとしたら、南浦和乗り換えか、秋葉原まわりか。悩みは尽きません。もっと悩むことはあるんですけど。

 まず『日刊ゲンダイ』週末特別版と『ホースニュース 馬』を買ってきました。あれっ、『馬』にアベコーさんの記事がない。いつの間にいなくなったんだ? ……それにしても、2紙ならべると、印(◎○▲とか)の付き方がまるで違うなぁ。ま、2誌とも本命馬が同じなら、そのレースはガッチガチの鉄板ということですが。どちらも「東雲賞」は接戦になりそう、と分析しております。

 んーと、ここはまともに予想するのと別に、“珍奇馬券”も買ってみようかな。ちょうど13頭だからトランプ(A〜K)をひくとか、10面体サイコロを振ってみるとか、あるいは何かにこじつけてみたりして、馬連(あるいは3連複)5点ボックス買いを決定。

(1)(3)(4)(6)(10)


 さーて、果たしてこの5点は“いける”のか? ……これは夢馬券だぁ。

  予想者が7人いる『馬』では、○×1、△×6、▲×1。
  同じく7人の『ゲンダイ』も、○×1、△×6、▲×1、そして「注」×1。

 5頭の印の合計が7つか8つなんて、薄〜い! でも接戦だというし、当たったら(゜д゜)ウマー

 ちなみにAJCCの方では、上記5点に本命がからんでいるようなので、期待高です。
 ま、詳しくは、明日の日誌でご報告します。……ただし「夢馬券キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!!」な場合でも、報告内容は「焼きそばのキャベツが云々」とか「東中山駅は云々」とかいうことになると思いますが。ハズレてもいっしょだと思います。



……なんだよ、この掲示板は半角カナNGか。
No.17



2003年1月17日(金)
 ありがとう、さいたまんぞう様


 今夜は、会社の職場の新年会寿退社な人の送別会でした。場所は、池之端の某中華料理レストラン。

 立食形式で、ビンゴ大会の後に送別セレモニー、そしてカラオケタイム。以前から不思議な選曲(『中ノ島ブルース』とか『俺はぜったいプレスリー』とか)を披露している私は、今日もまた「ねぇ、何か歌ってよ」と選曲リストを持たされました。こういうところで『舟歌』なんぞ歌ってしんみりさせるわけにもいかないし、結婚をお祝いする歌なんてあまり知らないしなぁ。『祝い酒』は男が歌っても華やかさがないし、『娘よ』は場違いだし。やっぱり、面白めな選曲に走ったほうがよいのでしょうか。きよしではなく『ドリフのズンドコ節』とか。……うーん。つボイノリオの『名古屋はええよ!やっとかめ』は入っていないしなぁ。


 えーと、歌手別の、さ、さ、さい、さいじょ、さいた、

「さいた まんぞう」

 おお、あったあった。しかも1曲だけ。

『なぜか埼玉』


 寿退社な彼女は西川口在住だから、「埼玉で暮らした日々を忘れないでください」とかなんとか言いながら、歌ってみたですよ。当然、オリジナルバージョンを忠実にフィーチャーして、こぶしを一切使わずのっぺりした歌い方で。
 ……(まんぞうさんには悪いですけど)あんまりパッとしない歌なのに、これが必要以上に大当たり。「♪右も〜左も〜、すべて〜埼玉〜」に、社長も副会長も大喜び。いつも『あずさ2号』を熱唱して喝采と爆笑を浴びるI課長も、「さいたま〜って頭から離れなくて、どうしてくれるんだよ!(笑)」と事実上の敗北宣言(?)。


 いやぁ〜、カラオケでこんなに喜んでいただいたのは、久しぶりでした。
『103系の唄』『名古屋はええよ!やっとかめ』に続くスマッシュヒット。

No.16



2003年1月15日(水)
 新しい週刊誌


 ラジオCMや電車の中吊りなどでしきりに宣伝していますから、皆様もよくご存知かと思いますが、講談社から『週刊 鉄道の旅』という雑誌が、50号限定で発刊されるそうです。……よく似た誌名で、鉄道ジャーナル社の『旅と鉄道』というのがありますが、こちらは季刊+夏冬増刊の年6回。

 私が普段聴いているTBSラジオでは、講談社が提供している番組・コーナーが結構多いです。平日24時前の「ラジオブックス」、日曜22時からの「吉永小百合 街ものがたり」。どちらも『週刊 鉄道の旅』のスポットCMを流しているのですが、CMのターゲットが両番組で明らかに違います。
 「ラジオブックス」では、直後の24時から「Junk」で人気アーティストが出るので、若いリスナーや深夜ラジオファンを見込んで、「テッチャン心をくすぐる!」というような陽気なノリ。一方の「街ものがたり」は、番組そのものの対象年齢層が比較的高めなので、「鉄路の響きに思いを馳せて……」という旅情をかき立てるようなしっとりした雰囲気。若い鉄道ファンも年配の旅行好きも獲得しようという、欲張りなPR活動だなぁ。

 さらに、しょっちゅう旅に出ている永六輔の「土曜ワイド ラジオTOKYO」にも、昨年の『週刊 日本の街道』タイアップコーナー“ルート六輔 道草ばなし”をそのまま引き継いで“六輔 道草ばなし”とし、『鉄道の旅』で紹介している鉄道路線や沿線の町について語らせています。すげぇ贅沢。



  ……危うく、定期購読を申し込んでしまいそうです。
No.15



2003年1月10日(金)
 季節はめぐる


 外回り中にラジオを聴いていたら、マムシさんは来週の月曜、某有名人形店へ行くそうです。そういえば、わが鴻巣の某大型人形店も、年明け早々から「♪人形のふるさと〜鴻巣、○○屋〜」と、ひな人形のラジオCMを流し始めました。

 会社のそばのコンビニへ行ったら、おにぎりコーナーに小さなチラシが。節分に“丸かぶり”するための太巻き寿司の予約販売です。……この“恵方巻”って、どうなんでしょう、関東方面では広まってるんでしょうか?? もともとは関西発祥の風習で、こちらで盛り上がっているのはコンビニと持ち帰り寿司チェーンだけじゃないかと思うのですが。

 そのチラシを見て笑ったのは、「2本買うとラッキーセブン!! 税込価格777円という一文。1本370円(税抜)だから、2本で税抜740円、それに消費税37円。2本買っても割引はない! ……この単価を設定した担当者は、目をキラッキラさせて「1本370円で行きましょう!!!」なんて、熱弁をふるったんだろうなぁ。


No.14



2003年1月8日(水)
 営業スタイル


真冬でも真夏でも営業日である限り、営業担当は原稿受け渡しなどのために出かけなければなりません。昼間でも摂氏10度を下回るような日は、やはり大半の営業担当はコートを着て出かけて、先方に着いたら脱いで小脇に抱えて入るようです。

でも私は、コートを着ないで出かけます。車を運転して出かけることが多いのと、電車で行くときでも降りたら早歩きや小走りするから。あと、コートを小脇に抱えるのは邪魔くさいから。……もちろん、通勤・帰宅時は寒いので、背広の上に厚手のコートを着ていますが。

……別にやせがまんしているわけじゃないです、Sさん。

No.13



2003年1月6日(月)
 仕事始めと年賀状


 会社へ来たら、出入りしている出版社の編集デスク(4名連名)から年賀状が届いていました。……暮れに受注し、弊社で印刷を担当した年賀ハガキで。うむ、上出来。

  ……東雲さんの「仕込みネタ」はデスクを明るくしてくれます。
  ……楽しい旅の話にも期待しています♪

 彼らにとって私は、出入りの印刷屋というより、出入りの芸人というかたいこ持ちのような、認識のされ方なのかなぁ。

 その彼らと同じフロアの、別の編集者が「2日に、JR東日本の“正月パス”を使って小海線に乗ってきたんだけど、彼らに話したら、小海線を知らないんですって。明日、彼らに教えといて!」とご用命くださいました。……鉄道オタクとしても、認知されているようです。


 そういえば、暮れに投函した年賀状の1通が帰って来てました。転居済とか住所の書き間違いではなく、なんと郵便番号も住所も宛名も真っ白(差出人は、宛名面の下部に予め印刷しておいた)。裏の文面だけ書いて、ほかと束ねて投函してしまったようです。……ということは、どこかの誰か1名には絵柄だけで「謹賀新年」も「平成十五年 元旦」も何も書かれていない年賀状が届いているのでしょうか???


  ごめんなさ〜い
No.12



2003年1月5日(日)
 自宅待機


……といっても、何かを待っていたわけではなく、土日は家から出なかっただけなんですけど。

 3日(金)の架線凍結、さすがに土曜日の朝刊には間に合わず、5日の新聞にあれこれ載っていました。埼玉新聞は1面で取り上げていましたが。実は“雨氷現象”と言うんだそうで。条件は、上空は南風が入ったから雨だけど、地表付近は冷え切って零度前後。雨粒が落ちてくるうちにキンキンに冷却される。液体のまま零度未満の“過冷却”状態となった雨粒が、地面や物に触れた瞬間に凍ってしまう。そのおかげで、雨が架線についたそばから氷になり、氷の厚さ1〜2cmという“アイスキャンデー”状または“とうもろこし”状に。当然架線は氷で絶縁され、氷のない部分にさしかかれば接触する瞬間に火花(車内放送は“スパーク”と言っていたが、正しくは“アーク放電”が飛ぶ。パンタグラフや架線が焼き切れたり、電気機器に過電流が流れたりして、電車が動けなくなる。……同じ事象は 1998年に中央東線でも発生し、その後中央東線には霜取り用のダブルパンタ車が配備されています。

 架線に雪や霜がちょいとくっついたくらいなら、霜取りパンタでなんとかなりますが、“雨氷”の氷はふつうの氷よりも格別に硬いんだそうで。運転再開が朝の8時とか9時とかになったのも、まぁしょうがないと言えばしょうがないのですが。


……それはそうと、明日6日から、世間が一斉に動き出します。私の会社もまた然り(ただし賀詞交換会は5日(日)夕方にやるそうで、協力会社や取引先はいい迷惑だとか)。早く寝なければいけないのですが、夕方にお昼寝してしまったので、23時半を過ぎてもあまり眠くありません。どうしよう。

No.11



2003年1月3日(金)
 また雪で電車が止まった


 今日は初詣の3回目。靖国神社のSLと、早大そばの穴八幡神社へお参り。そして夕方から、高田馬場の飲み屋で新年会でした。

 22時ぐらいに切り上げて、高田馬場駅から山手線に乗ろうと思ったら、「御徒町駅の人身事故の影響で」外回り電車が遅れたのが、ケチのつき始め。池袋に着いたら、こんどは埼京線が上記と同じ理由で5分ばかり遅れている。そして赤羽で快速アーバンへの乗り継ぎはギリギリの2分弱。

 かろうじて座れたので、隣の人に寄りかからないように居眠りしていたら、気がつけば宮原駅に停車中(ドアは閉まったまま)。快速なのに…? と思っていたら、「鴻巣付近で架線に雪が凍りついて、架線から電気が流れず、電車が動けません。後続列車は各駅に停車中です。」とアナウンス。やがて「本日は都合により、各駅停車として運転します」とドアを一旦開けてから、半自動扱いに。

 40分くらい待たされた後、「とりあえず、次の上尾まで運転します」とアナウンス、徐行運転で上尾駅に着いたのは定刻の45分遅れ。もはや車掌さんも遅れ時分を言わない。
 「北鴻巣〜吹上間で架線に氷がついて、通過する列車がスパークするため、氷の除去作業を行っています」……車内放送で「スパーク」というたびに、上尾で同じ車両に乗り込んできたアニメオタクの連中6〜7人がなぜか大爆笑。「スパーキング!!!」などと小声で叫んでいるのは、某アニメの主題歌から抜粋しているらしい。あーいやだいやだ

 「貨物列車の機関車を通して、架線の氷を取り除けるよう、ただいま手配中です」 ……電車がダメなのに電気機関車はいいのか? と思っていたら、約20分後に「電気機関車もスパークしてうまくいきません。代替手段を手配中です」 やっぱり(嘆息)。その後も、スパークを起こして吹上駅で点検中の電車は、架線の電気を止めてパンタグラフの雪を落とすなどして、運転再開できそうなアナウンスがあった5分後に、「運転再開の見込みでしたが、依然として架線に氷がついていて、当分運転再開できません」


 そんな中、私は自宅の弟(マイカー通勤)へ電話して、クルマで迎えに来てもらいました。金曜の夜でよかった。ありがたいありがたい。

No.10


(2002年12月以前の日誌は残ってません。あしからず)
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