月刊
彩
の
国
コラム page 20.
祝
新道
開通!
秩父音頭
発祥の地・
皆野町
《その2》
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【
秩父音頭
のふるさと】
私が住む鴻巣市にも、
「鴻巣音頭」
と
「花の鴻巣音頭」
というのがありまして
(←
唄:都はるみ
)
、夏や秋のお祭りでは目抜き通りを流し踊りするだけでなく、小学校の運動会では全校児童で輪になって踊るというステキな風習があったりします。そういえばつい先日、クレアこうのすに
都はるみ
が来たんだっけ。鴻巣音頭は歌ってくれたのかなぁ? ……それはさておき、読者各位の地元にもご当地を題材にした「○○音頭」があると思うんですが、ここでご紹介する
「秩父音頭」
は、そんな生易しいものではありません。
もともとは秩父地方で古くから歌われていた盆踊り唄を、昭和初期に皆野町の医師・金子伊昔紅が歌詞を一般公募するなどして再編。昭和5年に「秩父豊年踊り」として明治神宮へ奉納され、のちに「秩父音頭」と呼ばれるようになったそうです。(参考:皆野町ホームページ内
「秩父音頭まつり」
)
さて、皆野駅から徒歩10分くらいのところにある皆野町役場は、最近建て替えられたらしい比較的新しい建物です
(↑写真左上)
。役場2階のバルコニーが、棟続きの文化会館へもかかり、役場前の駐車場を半周取り囲んでいるのは、まぎれもなく
“おまつり広場”
仕様
。流し踊りが始まる前にメイン会場である町役場へ行ってみると、駐車場の真ん中にやぐらが立ち、駐車場入口からやぐらに向かって花道と優先席(ベンチ)が設けられています。それを取り囲むバルコニーには投光器がいくつも設置され、祭のやぐらと踊りの輪を闇夜に浮かび上がらせるのです。
秩父音頭まつりでは、皆野駅そばの矢尾百貨店皆野店前と、あさひ銀行前、そして役場前のおまつり広場の3ヶ所にお囃子の屋台を設け、近郷近在のお囃子グループがエンドレスで祭囃子を演奏し続け、それに合わせて生で唄います。金子伊昔紅が作詞した歌詞の他に、一般より募ったものも加わり、その数はおよそ120。民謡を唄うのは年配の男性ばかりかと思えば、中学か高校くらいの女の子も浴衣姿で唄います
(写真右→)
(青い浴衣の女の子が唄い、左のおじさんが合いの手を入れる)
。
夕方5時から始まる流し踊りコンクールは、皆野町役場の有志が先陣を切り、続いて町議会、商工会青年部。そしてこども会やスポーツ少年団が少々はにかみながら元気よく登場。……秩父連山に日が落ちて涼しくなってきた頃、皆野中学校からは体育系の部活単位で、ユニフォームだったり浴衣姿だったり。その後には、地元企業の職場有志や地域の愛好会など、浴衣も揃えたりして気合いの入ったチームが登場。
(↓写真左)
第1会場:皆野矢尾前。ここのお囃子屋台では、小学校低学年くらいの女の子が唄っていた。
(写真右↓)
役場前のおまつり広場。バルコニーに取り付けられた投光器が遺憾なく威力を発揮する。
流し踊りが終わった後は、21時から
花火大会
。町の東側にそびえる美の山から、スターマインやら尺玉やら、さらに都市部ではなかなか見られない2尺玉も打ち上がり、
総数
5,000発
。でも、帰りの終電(熊谷行)が
22:06
と驚異的に早いのと、くたびれたので、花火を見ずにとっとと帰ってしまいました。デジカメじゃ、花火はうまく撮れないし。
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