| ★東雲が乗り降りしたり通過したりした駅名・停留所名等には[]を付ける。 ★列車名・バス便などの愛称には〔〕を付ける。 ★注釈を要する語句は脚注へのリンク《※0》を張ってある。 また、短い注釈はカッコ書き(こんな感じ)にしている。 |
こうなったら、あと1時間半は送迎バスでやってくる面々と合流して時間をつぶすに限る。乗船場のすぐ上・町の入口にかかる奈津女橋へ戻ると、ちょうどそれらしきマイクロバスがやってきた。橋を渡って左折して乗船場へ下りていくかと思いきや、そのまま国道を直進し、バスの営業所も通過し、郵便局の先でようやく止まった。あわてて駆け寄る理由もないので、雨と対向車を気にしながら近づくと、蔵造りの建物の前でみんな降りている。そこは「ミュゼ・蔵」という、さっき私が路線バスを降りた信州新町美術館の分館で、無料だから見て行きなよと運転手さんに勧められたらしい。ほの暗い入口で記帳して中に入れば、なんと暖炉もある喫茶室。不意の若い団体客に、店番のおばさんが愛想をふりまいてくれる。喫茶スペースの隣には、地元の主婦が公民館で習うのであろう、フラワーアレンジメントの展示(写真右→)。“ 山と水 ここにして 美を競う 若葉かな ”
《※1》B線……一般的に、鉄道路線は東京に近いほうを起点とし、起点から終点へ向かうのを“下り”、逆に起点へ向かうのを“上り”と呼ぶのだが、都心を貫く地下鉄は上り/下りをつけにくい。そこで営団地下鉄では、その路線で最初に開業した部分から、路線が伸びていった方向を「A線」、その逆を「B線」と呼んでいる。例えば東西線は、高田馬場〜竹橋間が最初に開業し、そこから東へ大きく伸びていったので、西船橋方向を「A線」としている。東西線の九段下駅では、方向別に改札口が分かれているので、待ち合わせの際には単に「武道館に近い改札の前」と言ってはいけないのである。
《※2》並行するバス……石川県の県庁所在地・金沢から輪島までで比較してみる。
JR七尾線とのと鉄道を乗り継いで、最速2時間12分(特急サンダーバード7号〜急行のと恋路号〜普通列車)で運賃2,400円+特急料金940円+急行料金320円=3,560円。
一方の北陸鉄道の特急バスは、金沢駅から輪島駅まで1時間54分で2,300円。座席は少ないし、渋滞のおそれもあるが、普通列車よりも安くて特急列車よりも速いのだから、たまらない。
| 【2/24・午後】屋形船と長電に乗る | |
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