週刊彩の国コラム page 09.
小江戸川越！ コンビニまで和風
６月３０日の埼玉新聞（県西ページ）に、川越蔵の会の「蔵詩句（くらしっく）大賞」が発表されたという記事が掲載されています。“小江戸”と呼ばれる川越の街並みを中心に、川越市内の優れた建築物を表彰するのだそうです。５部門・７点が入賞した中で、右写真の「サンクス時の鐘店」が“建主賞”に選ばれました。
たそがれ時に撮った写真で少々見づらいのですが、瓦葺きの屋根に木製の看板、軒先には藍染めののれんが下がり、店頭に置くサインスタンドも あんどんを模したデザインとなっています。店の前の通りの“一番街”は、蔵造りの街並みを尊重する為に電線を地中化し、見通しのきくすっきりした風景になっています。写真を撮りに行った日も、一番街をぶらつくカップルやグループ客が目立ちました。
川越は古い城下町で道が狭く、この“一番街”も車道と歩道が分離されていません。街歩きを楽しまれる方は、交通に充分のご注意を。サンクス時の鐘店は、その名のとおり、時の鐘のすぐそば。川越駅（ＪＲ川越線・東武東上線）・本川越駅（西武新宿線）からバスで、一番街で下車。本川越駅から徒歩１５分です。
←ＮＴＴ東日本・川越営業支店。
電話局も蔵造り風。
週末の埼玉・お風呂くらべ
当コラム第２回で埼玉県内の温泉を取り上げて以来、私は週末ごとに日帰り温泉やスーパー銭湯へよく出かけるようになりました。名前を紹介しただけでは情報発信者として無責任な気がするので、実際に出かけた温泉施設やスーパー銭湯を、改めてご紹介します。
【にいざ温泉・彩泉楼】
新座市本多２丁目１−５
右のパンフ表紙に「ファミリー健康ランド」の文字が見えるように、ここはいわゆる“健康ランド”で、カラオケがある大広間や、マッサージルーム、仮眠室もある施設です。入館料は、平日：1,650円、特定日（土休日・お盆・正月）：1,950円。貸しタオル・館内着の貸出料も含まれています。営業時間は、10時〜24時。
本館と新館に分かれており、本館の浴場「五色の湯」の脱衣室にあるロッカーで館内着に着替えて、荷物・貴重品を預けていくようになっています。新館の「天平の湯」に比べると、「五色の湯」は大きな浴槽だけでサウナもない（サウナから改造された温度計付き倉庫はある）という、ずいぶんな設備になっています。西武池袋線 清瀬駅・東武東上線 志木駅から、無料送迎バスがありますが、帰りのバスが１８：０５発なので、あまり長居できません。
【北本天然温泉 湯あそびひろば・楽市楽湯】
北本市山中１丁目６２
ここは日帰り温泉として特化した施設で、舞台がある大広間やマッサージルームはありません。でも、打たせ湯・サウナ・露天風呂・薬風呂・ジェットバスなど、お風呂のバリエーションは豊富。２つの浴室「あけぼの」「竜燈の湯」は毎日男女入れ替え制で、日を改めて両方の浴室を楽しめるようになっています。“スーパー銭湯”形式と銘打ち、一度脱衣場から出たら再入湯できませんが、お風呂から上がっても畳敷きの休憩スペースと軽食コーナーがあるので、充分ゆっくりできます。
場所は、国道17号線沿いの北本４丁目交差点そばで、マクドナルドの隣。駐車場も充分。北本駅東口から路線バスで行くこともできますが、バス停とバス停の合間に位置し、便数も多くない（１時間に２〜３本程度）なので、あてになりません。駅から徒歩２０分くらい。入浴料は800円、貸しタオル付きで1,000円。営業時間：10時〜深夜1時。
【スーパー銭湯・湯遊河童天国】
浦和市鹿手袋４丁目１７−２３
ＪＲ東日本グループ・ジェイアール東日本都市開発が手がける、極楽湯大成店（大宮市）に続くスーパー銭湯の第２弾。埼京線・中浦和駅から徒歩５分の住宅地の真ん中に建つ入浴施設ですが、温泉ではありません。ちょうど武蔵野線の高架下にあたり、鉄道用地の遊休地の活用例として今後も同じようなケースが増えるでしょう。
お風呂の種類は、露天風呂・滝の湯・電気風呂・ハーブ湯・サウナ・寝湯など、ざっと１０種類。日焼けマシンや、あかすり・マッサージルーム・軽食コーナーもありますが、日曜午後に訪れたせいか、施設全体が小ぢんまりしていて、湯上り後の休憩スペースがあまり広くないなぁ、という印象を受けました。
料金システムとして特徴的なのは、会員制度があること。申し込むと、入浴料５０円引きをはじめとして、マッサージ・飲食・お風呂グッズ販売などが若干割引かれるのです。登録料１００円で、１〜２度出かければすぐ元が取れるので、 リピーター獲得に有効のようです。非会員の入浴料は、平日：500円、土休日：600円。貸しタオル50円・貸しバスタオル100円もあります。営業時間：10時〜24時。
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